すがら/ながら 8月
冬泉 8月5日
幼年期汗疹攻略天瓜粉
吟遊詩人の喉も枯れたり
枯れるが縁語でありながら植物についてではないところで。これは老いて味が出たわけではなく?「吟遊詩人が喉を嗄らして」だとまた違う感じになりますが…次の花の座しだいでしょうかね。
り(PN)8月6日
幼少時汗疹攻略天瓜粉
吟遊詩人の喉も枯れたり
一枚目の裏/十一/春/花
①嗅ぐうちに匂ひも変わる春の花
②里山の花移ろひて春もゆき
③古戦場今は花咲く春の夢
④春毎に訪ねし花は里の客
⑤世も惑ひ春の嵐に花の雨
り(PN)8月6日
①喉も枯れたり → 匂ひも変わる。
②枯れたり → 咲く → 枯れる → 繰り返す。
③吟遊詩人 → 謳うのは英雄たちの活躍。
④吟遊詩人 → 旅する → 土地を訪ねる。
⑤吟遊詩人 → 戦乱の世。
少し格好をつけてみました(本人は、そのつもり)。
冬泉 8月8日
観相的な句ですね。⑤にしたいのですが、世(人間界)と自然界の関係が分かりにくい。上五をもう少し…
り(PN)8月12日
忖度す春の嵐に花の雨
他も考えてみます。
思いつかないかもしれませんが……。
七名八体が難しい……というよりわかっていません。
り(PN)8月12日
世も惑ひ春の嵐に花の雨
→
①忖度す春の嵐に花の雨
②恩暴れ春の嵐に花の雨
③慰安婦も春の嵐に花の雨
④芝揺れる春の嵐に花の雨
⑤札が舞う春の嵐に花の雨
り(PN)8月12日
①首相の意向を役人が……。
②北朝鮮のミサイル……。
③こちらは韓国・釜山の日本総領事館前……。
④東芝……。
⑤メルカリの現金出品。
生々しい……。
り(PN)8月12日
全部纏めて……。
人乱れ春の嵐に花の雨
冬泉
また間が空き、すみません。
上五、迷うので先の候補から古戦場でもいいかなと思いましたが、攻略と打越すのでこのように。地上はフィレンツェの石(断面に廃墟画や未来図のような模様のある石)の見る夢。無生物による観相。
次も春で。
吟遊詩人の喉も枯れたり
石の夢春の嵐に花の雨
冬泉
もちろんそれでよろしければ、の話。人事と天象、どちらとも異なる視点が良いかと思ったので。
七名八体は私も混乱します。
眼前の付け筋見ずに図表を埋めていくようなやり方もどうかと思いますし…
り(PN)8月17日
「石の夢」は合っていると思います。
ただし集積回路のとこも「石」というので電気蟻に戻ったり……。
り(PN)8月17日
吟遊詩人の喉も枯れたり
石の夢春の嵐に花の雨
一枚目の裏/十二【春】(折端)
①追ひて子狐杜中に迷ふ
②しゃぼん玉一つ猫に迫りて
③川面に揺るる初筏かな
④芹摘む野より都も覗き
⑤艶なる甲比丹 阿蘭陀渡り
り(PN)
①石 → 殺生石 → 狐。
子狐が追ったのは兎か夢か。
②石 → 石鹸玉。
猫は動じない。
③医師は運ばれたものだろう → 川の輸送は筏。
春の嵐も過ぎれば平穏。
④石 → 都会。
これも静かなイメージ。
り(PN)8月17日
⑤フィレンツェの石 → イタリア → オランダ。
こちらは賑やかな感じ。
冬泉
まあディックの電気蟻は鑽孔テープですし…
先の九州北部豪雨も思いつつ③を。こちらはゆったりした情景ですね。普通ならかなを避けるところですが、ここは合っているような気がします。
https://twitter.com/unaginedoko/status/438476597457195008 …
次から名残折、春で。
り(PN)8月19日
石の夢春の嵐に花の雨
川面に揺るる初筏かな
名残り(二枚目)の表/【春】(折立)
①鳥も鳴く山の緑に朝うらら
②肌落つる雨粒さへも暖かく
③遅き日の影伸ぶ伸ぶる田舎道
④鐘霞む破れ障子に長襦袢
⑤自転車のペダルも軽く風光り
り(PN)
①川 → 山。
長閑さは同じ。
②水繋がり。
③川 → 田舎の土の道。
影がすごーく長いイメージで……。
り(PN)
④山に川だと色彩が淡色系なので変えてみました。
ただし長襦袢が派手とは限りませんので微妙。
最初は白紋付で丹下左膳を仄めかし、同じ左膳なら女物の下着なので襦袢へ。
言葉にはありませんが、「艶襦袢」とする手も……。
り(PN)8月19日
ちなみに丹下左膳は高橋幸治(市川崑)版が好きで、このときは鈴川源十郎を清水紘治(=ヤプール人間体)が演じていました。
話自体は面白くなく、役者の演技が格好いいというヘンな出来でしたが……。
⑤川 → 地面。
筏も自転車も漕ぐ。
り(PN)
関係ありませんが、鑽孔(さんこう)テープは久しぶりに見ました。
もっとも、わたしは「穿孔(せんこう)テープ」という言葉を使っていましたが……。
因みに「13階」の原作の方も鑽孔テープ(かパンチテープか穿孔テープ。名称は失念)だった記憶があります。
り(PN)
わたしが実際に見たことがあるのはパンチカードの方です。
冬泉 8月20日
発句の朧月に合わせて鐘霞む④にしましょうか。襦袢は性別なしに使えますが…「鐘霞む襦袢艶めく破(や)れ障子」だと盛り込みすぎか。いっそ「鐘霞む脚美しき男伊達」とか…
り(PN)8月26日
時間を喰いました。
「鐘霞む脚美しき男伊達」が思いの外良いので「鐘霞む美脚艶やか伊達男」
としたいですが、どうですか。
「艶やか」は考えどころでですが……。
次は「雑」ですね。
り(PN)
川面に揺るる初筏かな
鐘霞む美脚艶やか伊達男(仮)
名残り(二枚目)の表/二/雑
①強き目力をみなを逝かし
②掌二つおにぎり握り
③愛新覺羅顯㺭(あいしんやくら・けんし)
④帝都恨みし魔人来たりて
⑤天使も遊ぶ蝦夷地の野薔薇
り(PN)
①伊達男 → 海老蔵……みたいな感じです。
②手 → 足……として妖艶から可愛い方向へ……。
③伊達男 → 男装の麗人 → 川島芳子……の最初の名前。
④艶やか → 要望魁偉 → 加藤保憲……というか嶋田久作。
り(PN)
⑤鐘 → 教会 → トラピスチヌ修道院……最初は「天使も学ぶ修道院へ」→ 野薔薇(三木露風、山田耕筰)。
あと、「川面に揺るる初筏かな」ですが「川面たゆたふ初筏かな」としても良い
冬泉 8月26日
たゆたふはいいですが、美脚艶やかは濃すぎるような。
脚美しき伊達男→①
脚のきれいな独裁者(田島健一風)→⑤
①邪気を払う聖眼が邪眼にもなりうるというような?
⑤初案の方が良い。なので、この形は如何。
鐘霞む脚のきれいな独裁者
天使も学ぶ修道院へ
り(PN)
良いですね。
……というか、その発想が面白いです。
頂きます。
り(PN)
鐘霞む脚のきれいな独裁者
天使も学ぶ修道院へ
①爪食めば裂くる大地は非日常
②後はなき赤区域(レッドゾーン)へと向かひて走れ
③ただ一人禁域(クラウズーラ)に迷ひ込み
④騎馬隊の眺むる先の都燃え
⑤いつの日や悔し涙も枯るるはづ
り(PN)
①和やか → えっ……と変換。最初は「瓜食めば」。
②天使 → 堕天使 → キングクリムゾンの「フォーリン・エンジェル」→ 同「レッド」。
③修道院 → 禁域。
④学ぶ → 学校 → 運動会 → 騎馬戦 → 騎馬隊。
⑤学ぶ → 学校 →(いろいろな)落ち零れ。
り(PN)
「ただ一人」が「男の娘(こ)」なら面白そう。
……と今思う。
冬泉 8月28日
では③にしましょう。この場合禁域は比喩的に広くとる方が良さそうです。『ストーカー』のゾーンのような…
次も雑で。しばらく暴れどころです。
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