水色の恋46 下山は佐藤に君は元自衛隊の輸送機のパイロットをしていたんだろう、どうゆう状況になっているんだと聞くと、油圧系統はまず方向舵、エルロン、エレベータ、
水色の恋46
下山は佐藤に君は元自衛隊の輸送機のパイロットをしていたんだろう、どうゆう状況になっているんだと聞くと、油圧系統はまず方向舵、エルロン、エレベータ、
車輪駆動の4系統に分かれている、最初はエレベータの油圧が故障し急降下を行い、手動で操縦桿を引き上げ水平にもどしたが、急降下のストレスで車輪のレスト、
位置が動いた為負荷がかかり制御が回路が壊れたのだと思います、
何かいい方方はないのかと聞くと、油圧を制御している電子回路は4系統に分かれているので、エレベータは手動で制御し、車輪制御の電子回路をリセットし、
方向舵の電子回路を車輪の電子回路と入れ替える、但しこの時方向舵が右か左に固定されるのでどちらかに旋回する事になるが、航行には影響ない、
車輪駆動の電子回路を引き抜けばリセットされ、入れ替えれば、レスト位置に車輪がもどり、制御可能となる、車輪を出しロックする、次にその電子回路を引き抜き、
もとの方向舵に戻せば、方向舵は制御できるようになる、車輪はロックしてあるので、そのまま着陸すれば良いとおもいますと答えた、
そうかと言うと、スチワーデスを呼び、議員手帳をみせ国土交通大臣の下山だ機長にはなしがある、取次ぎ給えといい、飛行機のコクピットに佐藤と向かった、
スチュアーデスが規則により飛行中はコクピットには入れませんと言うと、機長に話したまえといい、中と連絡をとると、ヘッドホンとマイクを渡したので、
機長に国土交通大臣の下山だ僕が責任をとるのでコクピットをあけたまえと指示した、
カチッと音がしたので二人でコクピットに入り、佐藤君説明したまえというと、佐藤が復帰方法を話した、機長が管制官に許可をとりますと管制塔に連絡した、
管制官に責任者を呼ぶように指示し、航空長が大臣まことに申し訳ありませんというので、ともかく、早く着陸しなければ、次に油圧が故障すれば、手の施しよう、
がなくなる、時間がないんだ、さつき、機長が言った方法で復帰させるといった、わかりましたと空港長が返事をしたのです、
佐藤がそれでは、私は貨物室の制御版にいきます、案内したまえと、スチワーデスにいい向かったのです、貨物室に降りていき、制御コンピュータの蓋のネジを、
はずすと、プリント版がささつている、油圧の制御プリント①から④をみつけ、副操縦士に連絡した、電源を切るとコントロール不能になるので、4番目のプリント、
板をいくぞと声を出し引き抜いた、車輪が少し動きガチャンと音がした、
車輪のレスト位置ランプが点き副操縦士が車輪が元の位置にもどりましたというと、一番目のプリント版を引き抜くと舵が右に動き、急激に右旋回を始めた、
抜いたプリント板を4番目に差込、車輪を出せというと、副操縦士がボタンを押し、う~んと音がして車輪が動き、カチャンと音がして完了ランプが点灯して、
ロックボタンを副操縦士がおし完了しましたと答えたのです、
次に4番目のプリント板を引き抜き、一番に戻したのです、方向舵を元にもどしてくれと言うと、機長が操縦桿を左にすると機首が左に向き水平飛行に戻ったのです、
車輪のロックランプはと聞くと点灯していますと返事したので、これで大丈夫だそちらへ戻ると返事しコクピットに向かったのです、
操縦士がそれではもう一度空港の上を旋回し、車輪が出ているか確認し、着陸態勢に入りきます、ご苦労様でした、席に戻ってくださいといったのです、
管制塔の上空を通過し車輪の状態をみてもらうと、管制塔から車輪は完全に出ている、2番滑走路に着陸を許可すると返事があった、
空港上空を一周し、車輪の油圧が復旧しました、これから着陸します、姿勢を低くし、衝撃に備えてくださいとアナウンスし、滑走路に進入したのです、
ロックが完全でなければ、胴体着陸となります、地面に接地すると、逆噴射のボタンを押した、息をころして様子をみていると、どうやら車輪は固定、
されているみたいです、やがて飛行機が停止し、無事小松空港に着陸しました、慌てないで降りてくださいと、機長がアナウンしたのです、
コクピットから機長が出てきて、ありがとうございました、おかげで無事着陸できましたと、頭をさげた、いや、見事な着陸だった、ご苦労さんと言った、
飛行機を降りると、空港長が出迎え、記者会見の用意ができています、お願いしますと、記者会見場に案内したのです、
そのころゆうこ達は兼六園に来ていた、一通り見学をすませ、レストランに入ると大勢の人がテレビの前に集まっています、店員さんに何かあったのですかと、
冬美が聞くと、空港を出発した飛行機が故障で小松空港にもどって来たみたいで、たまたま乗り合わせた国土交通大臣の指示で無事着陸したらしいのですと答えた、
記者会見がはじまり、記者がよく復帰方法がわかりましたね、大臣は飛行機に詳しいんですかと尋ねると、僕ではなく、横に座っている、僕の友人の佐藤君が、
元自衛隊の輸送機のパイロットをやっており、緊急時の復帰をよく知っていたのです、彼に説明してもらいますと言うと、
佐藤が今回の油圧低下は現役のとき遭遇した事があったのでその時の経験が役にたったのですと、今回の復帰方法を語り、このような事が起きても大丈夫にする為、
今後は油圧系統は二重化する必要があると思いますと、話をむすんだ、
それを見ていたゆうこは、クモの糸みたいに、どんな極悪人でも善人になるチャンスをお釈迦様は現世でくれるんだと思ったのです、冬美が慌てて逃げるから神様、
が罰を与えたんだわ、さぞかし驚いたでしょう、でも他の人が巻き添えにならなくて良かった、
なんだか飛行機に乗るのが怖くなったわ、私は電車で帰るよというので、私達も電車で帰ろうと純一にいい、ここから大阪までは特急が沢山走っていて、京都を抜け、
るんだけど、3時間もあれば着くよといったのです、
ゆうこが冬美さん明日予定がなければ私達と大阪にいきません、東京へだと4時間半もかかりますよ、大阪の私の家に泊まり、明日東京へ戻ればいいですよ、というと、
特別予定はないけど、迷惑ではというので、そんな事ないですよ、お母さんが冬美さんのフアンで大喜びします、お願いしますというと、それではお世話になるわと、
了承したのです、
右が日本海、左が立山連峰をみて雄大な景色が楽しめますよ、駅弁も楽しみとゆうこが大はしゃぎしたのです、それではお昼にしましょう、なんにすると聞くので、
ゆうこが、私は海鮮どんぶりと言うと、二人とも同じでと注文したのです、来ると、タラバガニに色んな魚が乗ったチラシどんです、豪華だあと言って、美味しい、
美味しいと食べたのです、
そのころ下山は別の便に乗り換え羽田へと向かったのです、機上でこんどは大丈夫だろうなあ、しかし、さっきの記者会見で君が金沢に来ている事を証明した、
ようなもんだ、まったく計画通りにはいかないもんだよと佐藤に言ったのです、
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