水色の恋38 東京駅に着き、友達に今夜泊めてと電話すると、いいよと言ってくれたので、チョット遅くなるかも知れないよと言うと、郵便受けに鍵を入れておくよと、開ける、


水色の恋38


東京駅に着き、友達に今夜泊めてと電話すると、いいよと言ってくれたので、チョット遅くなるかも知れないよと言うと、郵便受けに鍵を入れておくよと、開ける、

暗証番号を教えてくれたのです、渋谷を夕方までブラブラして時間が来たので新橋駅へ向かったのです、


新橋駅に着き、改札で待っていると、冬美がおまちどうさん、尋ねてくれてありがとう、美味しいトンカツ屋さんが汐留にあるから案内するは、この地下道を、

潜ったさきだよと言たのです、冬美はジーパンに洋服姿です、初めて冬美さんの洋服姿を見ましたというと、


和服姿とは全然ちがうでしょう、私が坂本冬美とは誰も気がつかないよと笑っていたのです、地下道をくくぐり、ビルの2階にエスカレータで行くと、こぎれいな、

トンカツ屋がありました、ノレンを潜ると和服を着た店員さんが席に案内し、冬美がヒレカツ二つと生ビールと注文したのです、ビールがくると改めてと、

カンパイし、ここは京都風のトンカッで、この京漬物がビールのつまみに最高なのと勧めたのです、


一口タ食べると美味しいので、ほんとだビールに合いますねと言うと、そうでしょう、この漬物があれば、何もいらないのよとおいしそうにビールを飲み、

トンカツが来たので、冬美がさあ食べてと言うので、食べると、外はこんがり、中身は柔らかくて、とてもジューシーなので、思わず美味しいというと、

喜んでもらえてよかったとニコニコ笑っていたのです、


食事も終わり、一息ついていると、これから下山の店に案内するわ、下山は銀座に大箱のクラブをもっているのよ、めぐみと言うママに経営させているの、

私が今日行ってもいいかと聞いたら、飲み代はいらないから是非行ってくれといったわ、下山も8時過ぎには店に来るそうよ、


下山に会うには、何か訳があるんでしょう、良かったら話してくれない、私も協力するわと言うので、ええ、冬美さんにも協力してもらおうと思って来たのです、

と幸子と茂の事と四国での出来事を話したのです、そうだったの、それであのホテルにいたのね、わかったわ、あいつは、海千山千だからなかなかシッポは出さ、

ないと思うけどギヤフンと言わしてやりましょうと手を握ったのです、


ありがとうございますとお礼をいい、でも冬美さんを危ない目にあわせるのは申し訳なくてと言うと、大丈夫よ、これでもチョットは有名だから、私には手を、

だせないわよ、もし下山がかんでいるとしたら許せない、ゆめちゃん頑張ろうと言ってくれたのです、


トンカツ屋を出て、冬美について行くと、銀座7丁目のビルに入りエレベーで4階に上がり、クラブ東尋坊という店に入ったのです、スタッフが向かえ奥の席へ、

案内し、ママが冬美さんいらっしゃい、オーナから冬美さんが来るので宜しくと電話があったんで、お待ちしていたんですよと言ったのです、


あら可愛いお嬢さんとゆうので、冬美が北山ゆめちゃんだよ、歌手のたまごでこれからグングン売れてくるわと紹介したので、ゆめです宜しくお願いします、

と挨拶すると、そう、頑張ってね、応援するわと言い、スタッフにシヤンパンを頼み、これは私からの応援プレゼントよと、グラスにシヤンパンを注ぎグラス、

を合わせたのです、


左が側の客がこちらにあいづちをうったので、冬美が会釈をしたのです、どなたですかと聞くと、総会屋の佐藤よ、下山の友達だよねとママに言うと、ママが、

冬美さん、あんまりいやがらないでと言うので、だって嫌いなのとシヤンパンを一気のみしたのです、


そうかあいつが佐藤か、ここに、先周りしているとは、いよいよ面白くなってきたとニヤニヤわらうと、おら何がおかしいのかしらとママが言うので、だって、

冬美さんがはっきり嫌いだと言ったので、良く見ると私も嫌いなタイプなんですと答えると、あらあら、佐藤さんも嫌われたもんだわとクックックとママが、

笑ったのです、


しばらくして下山が店に入って来て、冬美を見つけると、やあ、冬美ちゃんがここに来てくれるとは、感激だよと言と、前の席にすわり、シヤンパンを一口飲むと、

私に会いたいというお嬢さんはこの人かねと冬美に聞くと、ええ、北山ゆめと言って歌手のたまごですよ、時々ステージの前座を勤めてくれるんです、と紹介した、


ほう歌手のたまごね、下山ですよろしく、冬美ちゃんの知り合いでは応援しないわけにはいかないなあと言ったのです、北山ゆめです、宜しくお願いしますと挨拶、

すると、ところで私に何の用かなと聞くので、お会いするのは二回目です、もっともお見かけしただけでお話はしていませんと言うと、


どこで会ったかなと聞くので、香川の鳥越茂のお通夜ですと答えると、君もあのお通夜に参列していたの、という事は茂君の知り合いなのかねと聞くので、いいえ、

一緒になくなった、幸子の友達ですというと、そうか、両家が結婚に反対してたからと言って、なにも自殺しなくてもいいのに、気の毒な事だったねと言うので、


自殺ではありません、誰かに心中に見せかけられて、殺害されたんです、何んだって殺された、鳥越さんに聞くわけにもいかないので、調べさせたら、自殺だと、

いう事だったが、なぜ殺されたんだと、顔色一つ変えないで聞くので、ヤッパリ、海千、山千の男だと思ったのです、


こうなれば全てを話し、反応を見るしかない、どこかで動揺するはずた、それを見つけたら、たたみかければ、ボロを出すだろうとと思い、自分の組み立てた推理を、

話しはじめたのです、







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