水色の恋11 当主のフランス留学の為、付いていった家臣とは秋山好古です、好古は当時、陸軍の騎兵に所属しており、当時最強の騎兵はロシア陸軍
水色の恋11
当主のフランス留学の為、付いていった家臣とは秋山好古です、好古は当時、陸軍の騎兵に所属しており、当時最強の騎兵はロシア陸軍
だといわれており、好古もロシアかドイツに留学したかったのだが、当主がフランスに留学する事になった為、仕方なくフランスにいった
のです、
しかしフランス陸軍の騎兵は思ったより機動性を重視しており、ロシアのコサック騎兵をも凌駕できる事に気がつき、その騎兵術を貪欲も
にまなんだのです、また弟の秋山 真之は兄の軍人姿に感化され、東京に出てきて最初は東大に入ろうと東大予備門にて勉学にいそしむ
この時に一緒に学んでいた中に夏目漱石、正岡子規がおりこの時の英語の教師が高橋 是清であった、高橋 是清が見聞を広める為真之に
英国の軍艦を見せたところ、これからは海軍が重要だと痛感し、後に海軍にはいり海軍軍人となる、おりしも日本とロシアが険悪となり
やがて日露戦争が勃発する、この時の大蔵大臣が高橋 是清である、当時ロシアは極東に日本海軍と匹敵する艦隊を保有しており、
三国干渉により中国の遼東半島の旅順を返還させ、そこに強大な軍隊と軍港を築いていたのである、ロシアの軍港は全て北にある為
冬の半年間は港が凍り活動出来ない
どうしても南下政策をとる必要があったのである、日本政府は旅順を中国に返還するようにロシアと交渉していたが、ロシアは強大な
軍事力を背景に旅順をアジア最大の軍港にし、いすわっていたのである、
またロシアは遠く北ヨーロッパから日本に向けバルチック艦隊を派遣することにしており、バルチック艦隊と旅順艦隊が合流すれば
日本海軍の2倍の戦力になりとうてい勝ち目はない
このロシアの旅順艦隊を撃滅しない限り補給線をたたれ大陸の陸軍に物資を輸送できずロシアとの奉天での会戦はおぼつかない
真之は連合艦隊の参謀となり東郷平八郎の指揮のもと旅順、ロシアバルチック艦隊を撃滅する作戦をたてる、
旅順艦隊は軍港の奥深くに居座り、回りの要塞砲に守られ手も足もでなかったのである、そこで陸軍による旅順攻略が立案乃木大将が
攻略軍の指揮官となる、
しかしコンクリートに囲まれ機関銃などの最新武器で武装した旅順要塞を攻略できず、おびただしい犠牲者をだし第一次攻撃隊は
失敗に終わったのである、
真之は旅順艦隊撃滅するには要塞攻略しなくても北東にある203高地を占拠し砲弾観測所をもうければ湾内の艦隊を撃滅できる為
攻撃目標を203高地に変更するよう要請するが、現地軍はガンとして聞き入れず、
こんどは第二次総攻撃をおこない又もや多大な犠牲者を出し失敗に終わる、東郷平八郎は総参謀の児玉源太郎に目標変更を依頼した
のである、
児玉源太郎は現地に赴き、竹馬の友である乃木に指揮権を預けるよう説得し、やっと目標を203高地に変更させたのである、やがて
203高地を占拠し、観測所をもうけ砲撃を開始、湾内の艦隊をほぼ撃滅され、これにより旅順要塞に立てこもる兵隊は戦意をなくし、
ついに降伏したのである、
そしてついにバルチック艦隊が対馬沖に現れ、ここに日本海海戦を迎え、真之は敵の面前で横腹見せる作戦をたてるが、他の参謀から
敵が砲撃の目標を付けやすくするそんな危険な作戦は認められないと猛反発をうけてしまったのである、
危険だが敵にたいして全ての砲門で攻撃することが出来、10対1の砲撃となり破壊力はくらべものにならないと主張し、東郷平八郎
の判断をもとめた、東郷は秋山の作戦を採用し、数時間でバルチック艦隊を撃滅したのである、
また好古はロシア陸軍との奉天会戦でロシアのコサック騎兵を打ち破り敵の補給線をおびやかした為ロシア陸軍は国境線まで後退する
しかなくなり、戦線は膠着状態となったが、
アメリカの仲介で停戦となり、日本が大国ロシアに勝利したのです、また正岡子規は松山出身で、夏目漱石も松山で教師をやった事もあり
当時の日本を動かしたそうそうたるメンバーがこの松山にいたとはまことに不思議な事ですよ、
もしあのお札をフランス軍人がリスから貰わなければ我が家に泊まることもなく、当主はフランスに留学せず、秋山好古もフランス騎兵術
を取り入れることもなく、あの奉天会戦の勝利はなかつたかもしれませんよ、と定信は話したのです、
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