9月に大きく波紋を読んだ2つのトピックについての所感。 

 雑誌と関連としてもうひとつ。


 世間を大きく騒がせた、オピニオン誌『新潮45』の休刊。

 この件についてコメントできるほどの知識も持ち合わせておりません。


 ただ、何らかの苦情を受けたりして本が「排除」されてしまう、という状況を実際に見てしまった身からしますと、複雑な心境を抱きます。



 少し昔のことではありますが「ある書籍を撤去してくれ」となった時があります。


 対象となったのは、『妹ぱらだいす!2 』というゲーム原作のマンガです。

 KADOKAWAさんいつものメディアミックスの一環として展開されていました。


 こちらのマンガを東京都が「不健全図書」に指定したことを承けて「自主回収」が決まり、大阪の私が所属していた書店にも通達が回ってきたのです。


 その時たまたま勤務していた私がそのマンガを探す役になった……そのように記憶しています。


 1冊だけあったんだっけか、もう棚になかったんだったけか……細かい点はもうだいぶあやふやですけれど、タイトルが強烈だったこともあって、対象の本を探したことだけは今も覚えています。



 それと今回の『新潮45』の件を同列に語るな、というご感想もあることでしょうけれど……


 抗いがたい声に押されて出版そのものが萎縮してしまう、という事態にはある種の危機感を抱かずにはいられません。


 

 ついでに、あるTwitterユーザーさんの娘さんが「気持ち悪い」と言っていたというつぶやきをしたことに端を発する書店に並ぶラノベの表紙問題、これにも軽く触れておきましょう。


 私は「そもそもラノベ絵気持ち悪いか?」派なので、少女の素朴な感想が実際のところよくわからなかった、というのが正直なところです。


 普段から絵描きさんの美少女イラストで癒やされている私としましては、むしろめっちゃキレイなものとして認識しているので……

 このあたりがそもそもの認識の差なんかなあと感じます。


 お前がいわゆる萌えイラストを見慣れすぎなんだよ、と言われたらそれまでかもしれませんけど……

 

 意外にも真正面から「キモくないよ!」という声はあまりなかったように見受けられたのが残念だなあ、と傍目でモヤっとした気持ちに襲われていた私なのでした。



 ……こんなことを書くオタクとしての私はキモく映ることでしょう(笑)

 ですが、槍玉に挙げられた表現としての女性の身体そのものに対して「気持ち悪い」とは到底思えないのです。


 もはや今の20歳以下の世代は、もはや「萌え」が死語となっているくらいにはそのようなイラストが一般化しており、そういったものを日常で目にする機会も多いでしょう。

 今回の娘さんの場合はともかく、ラノベイラストをして「気持ち悪い」と感じる人は、少なくとも若い世代には減ってるのではないかなー……


 ――という個人の勝手な感想を、小説投稿サイトの片隅に書き留めておきます。



 さて、暗い更新が続きましたが。

 気持ちを変えて、続いては恒例、次クールのラノベ原作アニメについて触れていくコーナーやりましょうかね。今後こそ間を空けずに。それでは!

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