ただの……
「……で?」(じ〜……)
「ん?」(にぎにぎ)
「な……何しにきたんだよ?ここ学校だろ?勝手に入っていいのかよ?」(にぎにぎ……)
「あ?ああ、あんまりよくないな」(グリグリグリ……)
「……痛いわ‼︎ってかよくないんかい‼︎」(離れる)
「当たり前だろ?今誰かにバレたら普通に不審者扱いだな。」(恋人繋ぎ)
「おい⁉︎」(二重の意味)
「だ、大丈夫だろ?いざとなったら盾もあるし」(ガクブル……)
「そうなのか?何も持って無いように見えるけど?」(キョトン……)
「ん…………」(繋いだ手)
「私かよ‼︎」(しかも離れない‼︎)
「しーっ‼︎大丈夫だ‼︎誰にも見つからなければ問題ないことだから‼︎だからお前は黙ってついてこい‼︎」(キリッ‼︎)
「あっ……はい……」
「ちょっと⁉︎そこのあなた達‼︎」
「…………おい、見つかったぞ?」
「……終わった」
「あきらめ早っ‼︎」
「こいつです‼︎こいつに無理矢理連れ込まれましたぁ‼︎」
「おい‼︎売るのも早いな‼︎」
「ほら‼︎離れろ‼︎これ以上罪を重ねるんじゃない‼︎」
「離れるか‼︎絶対に離さないからな‼︎」
「くっ……この……熱烈なアプローチしてきやがって‼︎恥ずかしいわ‼︎」
「この期に及んで何言ってやがる‼︎ここまできたらもう最後まで一緒だからな‼︎死んでも離すか‼︎」
「ちょっと⁉︎そんなところでいちゃつかないで‼︎彼氏いない歴早一年の私にはなかなか辛いものがあるから……」
「…………?」
「――――っ⁉︎」
「ゆ……ゆうき君⁉︎」
「……えっ?何?知り合いなの?」
「あっ……ああ……」
「うそっ‼︎うそっ‼︎ゆうき君だ‼︎ゆうき君だぁぁぁぁぁぁぁぁぁー‼︎」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます