誕生日(※1日前)

「誕生日、誕生日……」


「どおしたの?浮かない顔して」

「いや、来月お前誕生日だろ?何かしたいなと思ってさ」

「ほんとに⁉︎嬉しい‼︎(キラッ‼︎)」

「こらひっつくな‼︎……まあ?なんだかんだで、僕たち付き合いだして初めての誕生日じゃん?僕の時はめっちゃ高いレストラン連れてってくれたし、そのお返しにと思って」

「ふふふ〜……」

「なんだよ?」


「いや?なんか嬉しくって……」


「そうは言ってもな、あんまり高いとことかだと、結局お前にお金払わせるとかになりそうだし?安いとこでも小遣い生活してる僕の財布の中に入ってるお金、全部お前さんが小遣いでくれた分だし、結局自分出しで行くことになるんだが?」

「やっぱりそこ気になるんだ?」

「当たり前だ‼︎無職の僕にとってここはかなり深刻な問題なんだよ‼︎男のプライドとかなんとかが邪魔するんだよ‼︎」

「え〜?そんなに気にしなくっても、あなたが私のために何かしようとしてくれてるだけで嬉しいし、お小遣いであげた分も、もうあなたのだから、別に気にならないよ、万一足りなくっても、私がいくらでも出すから気にせず考えて?」


「……そこまでされると、なんかもうお母さんのために誕生日企画する子供になった気分になるわ……だったら短期バイトでも働けって言われた方がまだマシだわ。」


「あら?男のプライドが傷ついた?」

「……激しく」


「いいのよ?そんな事気にせず、お母さんに甘えても……ってか、むしろこの際全額私が出すから、あなたは思いつく限りの企画を実行してくれたらいいと思うよ?(ベッタリ)」

「だからひっつくな‼︎今は真面目に考えてんだから‼︎冷やかしならいらん、どっかいけ‼︎」


「……反抗期ね、お母さん困ったわ」

「もうお母さんネタやめぃ‼︎」

「……ほんとにお母さんにしてくれてもいいんだけど?あなたの(ピー)で?(チラッチラッ)」

「……急にド下ネタやめぃ、引くわ……おい服脱いで見せるな、目に毒だから。」

「え〜いいじゃない‼︎誕生日プレゼントは私とあなたのベイビーなんて‼︎しかもプライスレス……」

「アホが……よくもまあそんな恥ずいこと大声でほざけるな‼︎」

「恥くはない。むしろいつも考えてる。」


「なんてやつだ。」



「……ねぇ?」

「……何だよ?(嫌な予感)」

「……いちゃいちゃしたい(\\赤\\)ピィィカァッ‼︎チュゥゥゥゥゥゥッ‼︎」

「……そこは真っ赤になるんかい、ってかひっつくな‼︎」

「勢いで言わなあかん雰囲気だったから言いだしてしまったけど、途中でさすがに恥ずくなっちゃった。(グリグリグリグリ……)」

「ホントに、アホが……(よしよし……)」



「……まぁ、なんだ、誕生日のことはまぁ、少し考えさせてくれ」

「りょーかい、今日はまぁ、イチャイチャできたから満足」

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