君と見たあの日の出来事
ガンバ
第1話 彼の記憶はどこに・・・
私は、森山はるか。
ただの中学3年生。
生まれた時からできた友達は、たった1人
それは、幼なじみの つよしくんだけだ。
今まで生きてきて信じられるのは、いつもつよしくんだ。
幼稚園の頃私は、いつも1人で、座っていた。
先生にも私は、なぜか、嫌われていた。
自分の悪いところには、あまり心当たりがなかった。
しかし、私につよしくんは、手を差し伸べてくれた。
なぜこんな私に手を・・・などと考えていたら涙が出てきた。
それから毎日つよしくんは、私と一緒にいてくれたのだ。
小学校では、つよしくんは、人気者だった。
私は、また1人なのかな・・・
つよしくんは、怒ったように
『お前には、おれがいるだろ!いつでも助けてやるよ!だから泣くな!』
私にとっては、最高の一言でした。
私にこんな最高の幼なじみがいていいのか、
たくさんの思いがこみあげてきたのだった。
私は、幼稚園から助けてくれたつよしくんを、本当に好きになっていたのだ。
この人がいなきゃ私は、ダメなんだ!
そう思っていた。
中学に入るとつよしくんは、サッカー部に入り
私は、ただ1人
つよしくんが部活を終わるのを待ってた。
そしたら、そこに、学校一番の、人気な
さとみちゃんが
やってきた。
⌜何であんたが、つよしくんと、一緒に帰んの?なんでいつも一緒にいるの?
まじウザイんだけど、私つよしくんが好きなの!本当消えて!⌟
私は、直接このような事を言われたのは、初めてでした。
いつもは、陰口や、ものを隠されるで終わってたのにはっきり言われるとここまで辛いということが分かった。
「でも・・・」
「わ、私もつ、つよしくんが・・・」
『おい誰だよお前!はるかにひどいこと言うんじゃねーよこの女は俺のなんだよ』
つよしくんが後ろから肩を組み、さとみちゃんに強く言った。
さとみちゃんは、泣きそうな顔で、
⌜何でそんな変なやつが好きなの!?おかしいじゃん!!意味わかんないよ!⌟
『あのな、この女には、ほかの人には、分かんないかもしれないが、本当にいいやつなんだよ!強い心をもち!こいつには、こいつなりのすげーとこがあんだよ!それに気づくことが出来ないお前は、まだまだってことだよ。』
さとみちゃんは、泣き崩れ、話すのもままならなくなった。
つよしくんは、いつも助けてくれる。
それから時も過ぎていき、中学3年生になり
受験も近づき、忙しい時期の帰り道に、
つよしくんが私に最高の言葉を言ってくれた。
『俺さ、お前が好きだ!お前と一緒にいたいんだ!俺と付き合ってくれ!絶対お前を守るから!』
私は、人生で言われるとは、思ってない言葉をかけられ、すぐに私も好きだったと言ってしまった。
つよしくんは、笑顔で走り出した!
「あのさ、つよしくん!今からイルミネーション見にいかない?」
『しょうがねーな!!いこーぜ!』
「すごい綺麗!」
『おまえもきれいだぞ』
「ん?」
『なんでもねーよ!』
私は、つよしくんと2人きりで最高の1日を過ごした。
こんな綺麗なイルミネーションをみながら、
「大好きな」つよしくんといれるなんて本当に幸せ!
このまま時間が進まなきゃいいのに!
つよしくんとずっと一緒にいたいな…
つよしくんと一緒にいると、時がどんどん進んでしまう・・・
そして、一瞬で帰宅の時間になってしまった。
帰り道2人は、笑顔で話しながら帰った。
2人の世界に入り、周りが見えないほど楽しんでいた。そのとき
横から来た車に気づかず
つよしくんがはねられてしまった。
……
私は、頭が真っ白になった。
「つよしくんーーーー! 」
「つよしくん!大丈夫?ね!つよしくん!」
私のせいだ、私が周りを見ないで、そのまま話し続けたからだ。
『は、はるか…』
『お前は、悪くねーよ!大好きだぞ!ごめんな!迷惑かけて…』
『は……る………… か。』
つよしは、夢の中で
白い光のようなものが見えていた。
その白い光のようなものは、このような事を言いかけてきた。
私は、〇〇。
貴方を必ず救います!
これからもあなたを生かすために、私が助けます。
さぁ、目覚めなさい!
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