未来へ

@yurika_0818

第1話

桜のつぼみが芽生える3月。

卒業式が終わった。

中学3年の春。


「麗愛那!」

「優紀、ありがとう。」

「卒業したんだよねー。

これで麗愛那と別れるの嫌やー。」

「家は近いんだからいつでも会えるやん(笑)」

「だけどさぁー。」

「もー(笑)」


幼なじみの優紀。

高校からは別々の学校へ行くことになった。


「麗愛那。」

「優斗。」

「一緒に帰ろうぜ。」

「うん。」

「麗愛那、高校も一緒やな。」

「うん。」


私は優斗と一緒にいたいから高校も同じ高校を選択した。


「優斗、スタバ行かへん?」

「ん?ええよ。」

「ありがと。」


-スタバ


「ねぇ、優紀がねこれから会われへんの嫌やーって言ってたんよ(笑)」

「家、近いんじゃなかったっけ?」

「うん、すぐ近く。」

「会えるやん(笑)」

「でしょー(笑)」

「ほんとに面白い性格やな(笑)」

「優紀に、会えるやん(笑)って言ったわ。」

「なぁ、明日なんか用事ある?」

「ないけど?」

「じゃあさ、夜景見に行こう?」

「行きたい!」

「じゃあ、決まりやな。」

「OK!」


-翌日の夜


「あべのハルカス何気に初めて。」

「俺も初めて来た。」

「綺麗やね。」

「あのさ、ベタなこと言うけどずっと一緒におってくれよ。」

「うん。」

「約束な。」

「もちろん。」


それから私たちは高校へ進学した。

クラスは別々になったけど、それぞれ友達が出来た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る