それぞれの話に、あたたかい気持ちになったり、懐かしさを覚えたり。読み終わった後に、あのご飯が食べたくなるような。美味しい短編集です。
みんな、生きるためにごはんを食べ、幸せになるためにごはんを食べる。食欲を誘う匂いと、炊きたての白米から立ち上る湯気と、その向こうに大切な人の顔。ごはんを食べると、お腹と一緒に心もいっぱいになる。「いただきます」は幸せの呪文。