僕の嫁はオークの酋長！（僕はジャングル王になる！ なるのだ！）

第262話 僕の嫁はオークの酋長達……（85）

　比の国の女王ルイン自身が驚愕をするような台詞を、自身の話しを聞いているのか？　聞いていないのか？　彼自身もわからないほど相変わらず、自身へと甘え堪能をしている妃へと、健太は力強く説明をするのだ。

　すると？　比の国の女王ルインは？　我等の予想通りの反応を、自身の新たな主である健太へと。

「えっ？　うそ～？」と。

　彼女は声を大にして叫びながら、自身の王さまへと告げる。

　と、いうか？　訊ねるのだ。

　すると健太は？　自身の頭を軽く振りながら。

「ううん、本当なんだ……」と。

　自身の新たな妃となったルインへと言葉を返す。

　う～ん、でも？　健太の話しを聞き、声を大にして叫ぶほど驚愕した彼女だから。自身の主さまの話しを聞いても納得できない。

　だからルインは自身の主さまへと？

「えっ？　で、でも？　女王アイカは？　今日の祭典で戦士ウォンと仲良く肩を並べて歩いていたじゃない。あなた～？　あれはどう言うことなの……」と。

　彼女は？　自身の主である健太へと言葉……。

　そう～？　ここまで、自身の主さまへと告げたところで沈黙……。黙り込んで彼女は思案を始める。

　と、いっても？

　策士である彼女の頭の中には、直ぐにこんな言葉が流れる。

（女王アイカと戦士ウォンの祭典での仲の良い様子は？　女王アイカの偽装……。私を騙す為の策略だったのかも知れない……ではなく。だった……）と。

　彼女は脳裏で思うのだ。