第259話 僕の嫁はオークの酋長達……(82)

 まあ、相変わらず、彼の脳内はおめでたいと言うか? 他人を疑い。猜疑心を持つことを余りおこなわないというか?


 健太君は、本当に素直な少年だと、我等も思うよ?


 実際は? 昨晩の二人の寝所での会話……。


 そう~? 彼の妃である女王アイカとの会話なのだが?


 彼女が健太へと説明をした内容自体が? 健太を此の国の王の座から引きずりおろす邪な策……。


 元此の国の王だった可能性がある? ウォンが緻密に練った策略と言う奴で……。自らが女王アイカへと策を授け──。昨晩此の国の王である健太へと女王アイカが策を実行しただけかも知れない行為だった可能性があるにも関わらず。


 彼は? 昨晩の女王アイカの優しい妻的な振る舞いに対して、心から信用し安堵する……だけではない~?


 健太自身は? 此の国の王さまなのだと確信をするから~。


(よし!)と。


 自身の心の中で思い。何かを決意するのだよ。


 でッ、その後は? 健太は自身の口をまた開いて──。比の国の女王ルイン……。


 そう~? 彼の新たな妃になった彼女へと? 先程の話しの続きを始めだすのだ。




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