第233話 僕の嫁はオークの酋長達……(56)

 だから健太は? 困惑、動揺を続けるのみなのだ。


 だって~? 健太自身は~? 今迄~? 彼自身が洗濯した女性物の衣服や下着の数は多々ある。女性の数も含めてね……。


 その女性(者達)を彼は~? 自分の妻若しくは? 妃だとは知らないのだ。


 だから彼は~? 比の国の女王ルインの官能的な甘え声色での妻的振る舞いを受けても彼は~? 夫としての役割と言う奴を? 漢の性を曝け出し、荒々しくおこなうようなことはしない。


 と、なれば~?


 比の国の女王ルインの健太(白馬の王子さま)の口から漏れる言葉は?


「ちょ、ちょっとまってくださいルインさん~? 比の国の女王である貴女に? そんな言葉……ではなく~。僕のような卑しい身分の者に対して~。大変に名誉なことを言って頂いて~。大変にありがたいことなのですが~。僕自身は本当に、あなたとの婚礼の儀式を終わらせた記憶がないのですよ? だから~? できれば~? 僕がわかるように説明をしていただければ助かるのですが……?」と。

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