第228話 僕の嫁はオークの酋長達……(51)

 彼は? 困惑、動揺、慌てふためきながら……。


 そう~? 漢らしくない行動……。


 と、言うよりも~?


 比の国の女王ルインの王らしくない振る舞い。


 そう~? 健太自身にしな垂れかかり、甘え、堪能してくる妻(妃さま)から逃げようと後退……。


 それも~? 彼の額から冷や汗を垂らし、自身の顔を強張らせながら作り笑い。


「ちょ、ちょっと待ってください~。ルインさん~? 貴女には? カーンさんと言う名の御主人さまがいるではないですか……? こんな優艶なことを僕におこなえば? 後でカーンさんに叱られますよ……それに僕自身も? 夫を持つ女性と不倫をする気もないですから……。本当にこんな優艶な行為をされると僕は? 本当に困りますからルインさん……。だからルインさん~? 今直ぐ僕から離れてください~。お願いします~」と。


 比の国の女王ルインの健太(白馬の王子さま)は? 彼女の優艶な妻的振る舞いに対して? こんな感じだよ~。本当に困ってしまってワンワンな状態へと陥っている。


 う~ん、でもさぁ~? もう既に~? 結婚の儀式を終えた比の国の女王ルインなのだから~。自身の夫(物)である健太の行動と台詞は気に入らないのだ。


 だって~? 健太が~? 比の国の女王ルインの下着を受け取り、洗濯屋健ちゃんとなって、洗濯……。


 そして~? 洗濯が終わり彼女へと下着を渡したのだから~。もう既に~。比の国の女王ルインは健太の妻(物)なのだ~。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る