第223話 僕の嫁はオークの酋長達……(46)

 多分~? 彼女自身も~? 夫である健太に、『あなた~。耐え忍びなさい~』と、我慢をするようにと告げるだけだと思われるのみでね~。


 比の国の女王ルインの夫立場から健太(白馬の王子さま)を? 多分? 彼女も? 解放する訳はないと我等は思う?


 それに~? その他の妻達にしても?


 そう~? 此の国の女王アイカの従妹や妹君達……。


 ウルハやエリエ、プラウムにサラ……。


 その他の一族の貴族の女性達や? 先程迄、健太(白馬の王子さま)を取り囲み──。他国のアマゾネス達に奪われないようにと警護をしていた此の国のアマゾネス達にしても? 彼女達の健太(白馬の王子さま)が、『みんな~? 何とかしてよ~。このままだと~? 僕は~? 比の国王さまになってしまうかも知れない~? だから~? ルインさんから~。僕を解放してよ~。お願いだから~』と、彼が泣き言……。妃達に嘆願をしてもね~?


『あなた~! 我慢しなさい~! そして~? 気張りなさい~!』と。


 前回の他の国ライの件でもみせたように、自身の夫(主さま)の出世を後押し……どころか~? 彼は~? 比の国と他の国……。二国の男王になる可能性があるのだから……。


 と、言うか?


 比の国の女王ルインと他の国の女王ライの下着を受け取り──。


 彼は? 洗濯屋健ちゃんとなり。小川で洗濯……。


 そして~? 偉大な二人の女王へと返却したのだから。


 もう~? 健太は~? 二国を所持する大王と呼んでもいい身分なのだよ。


 と、なれば? 彼は……?


 そう~? 彼の最大のライバルである此の国の領主であるウォンや? 比の国の王から降格……。比の国の女王ルインの夫の一人……。一領主へと降格してしまったカーン達二人を追い越し。大出世を果たしたことになる。


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