第142話 祭典(19)

 だから以前~? ウォンが勝利者と王の象徴……。


 此の国……。


 いや~? この熱帯雨林のジャングル内に多々あるオーク種の王国、領地……。集落のオス達のセックスシンボル(アイドル)であるシルフィーのことを、女王アイカの断りもなく自分の女性(もの)にしたことに対して憤怒──。嫉妬と怒りをあらわにしながら、ウォンとの婚約を破棄したことがあるように。女王アイカはこの文化が嫌いであるし。未だに納得できないでいるのだよ。


 まあ、その辺りは、他の国女王ライ……。健太自身は未だに知らないでいる他の国の王の身分なのだが……。健太以外しか、自身の伴侶にする気はない。他の国の女王ライとは良く似ているとは思われるのだが~?


 女王アイカは取り敢えず、次期王候補の一番手である健太に、義理の母や妹君達と、従妹を与えることにより。今後自分自身にできるであろう? 健太以外の夫……。


 その件で健太から後々不満がでないようにと思案を重ね。未だ婚姻も済ませていないのに、ウォンの時とは違い。早々と義理の母や妹君達や従妹を与えたのだよ。


 まあ、女王アイカの一族の女性達が、健太のことを一目見て気に入り、見惚れたことも原因なのだが……。

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