第93話訓練

 早朝の砂浜にメグミと女性の声が響き渡る。


「ママのおっぱい揉みたいな!」

「「ママのおっぱい揉みたいな!!」」


「結構デカいぞHカップ!」

「「結構デカいぞHカップ!!」」


「可成りデカい!」

「「可成りデカい!!」」


「シェイプグット!」

「「シェイプグット!!」」


「揉んでグット!」

「「揉んでグット!!」」


「挟んでグット!」

「「挟んでグット!!」」


「父ちゃんたちには内緒だぞ!」

「「父ちゃんたちには内緒だぞ!!」」


女性たちの一団が隊列を組ん砂浜をランニングしている、その周囲を一緒にランニングしながらメグミが掛け声をかけると隊列を組んだ女性たちが復唱する。


「ママのおっぱい吸いたいな!」

「「ママのおっぱい吸いたいな!!」」


「乳首はピンクだタマンネエ!」

「「乳首はピンクだタマンネエ!!」」


「可成りピンク!」

「「可成りピンク!!」」


「摘まんでグット!」

「「摘まんでグット!!」」


「舐めてグッド!」

「「舐めてグッド!!」」


「テイスグット!」

「「テイスグット!!」」


「母乳が出たらうれしいな!」

「「母乳が出たらうれしいな!!」


ジャングルに近い草地で警護しているタツオが、


「何だこの酷い掛け声は!」


少し離れたところで警護しているサアヤが、


「メグミちゃん欲望が駄々洩れてますわ……」


「漏れすぎだろ? なんだ? これアメリカの海兵隊とかでやってる奴か?」


それを聞いたノリコが、


「本場の某映画の掛け声に比べたらこれでもマシなんですよ」


「な? マジか? あれそんなに酷い事言ってるのか?」


「放送禁止用語連発で内容も酷いです、あれ今だと放送できませんわ」


「見たのガキの頃だからな、内容とか全く理解してなかったわ、リズムだけ覚えてたんだが……」


「英語だと内容分からないとそんな感じですよね、私は少し大きくなって見たのでもう本当に酷かったですわ」


「けどこれも『ママ』に聞かれたらお説教でしょうね」


「それは不味いわ! メグミちゃーーん歌詞替えましょうね、ママにお説教されますよ!」


「ええっ? マジで?? 仕方ないわね……ゴブリン・オークをぶっ殺せ!」

「「ゴブリン・オークをぶっ殺せ!!」」


「オーガは不味いぞちょっと待て!」

「「オーガは不味いぞちょっと待て!!」


「槍で刺す!」

「「槍で刺す!!」」


「囲んでヨシ!!」

「「囲んでヨシ!!」」


「フクロでヨシ!」

「「フクロでヨシ!!」」


「卑怯でヨシ!」

「「卑怯でヨシ!!」」


「タイマンなんか知るもんか!」

「「タイマンなんか知るもんか!!」」


「なあ? 歌詞は惨い内容じゃなきゃダメなのか?」


「そんなことは無いと思いますけど……メグミちゃんの趣味? でしょうか?」


「五月蠅いわね! あんた達! こう言うのは気合よ! 気合とヤル気と殺る気が入る内容が大事なのよ!」


「この歌詞でヤル気が出るのはお前だけだ!」


隊列に目を戻すと四女のシルビアがジョギングから少し遅れて隊列が乱れる、それを見たメグミは、


「貴様! 尻を揉まれたいのか!!」


「サーノーサー!」


「では胸か? その慎ましやかな胸を揉まれたいのか!!」


「サーノーサー!」


「ではなぜ遅れる!!」


「サー、足が動きません! サー!」


「ノリネエ『持続回復』を!」


「はい、分かったわメグミちゃん、どう? シルビアちゃん楽になったかしら?」


「返事はどうした!!」


「サーイエッサー! 有難うございますノリコ様!」


「なら隊列に戻れ!!」


メグミはシルビアのお尻を叩いて隊列へと戻る様に急かす、


「ターニャ、飲み物の用意はOK?」


「ん!」


「ありがとう! よし貴様ら、ターニャが飲み物を用意してくれたぞ! もう一周したら全員スポーツ飲料を飲め!! 脱水で倒れて休むことは認めん! 規定分量を飲み干せ!」


「「サーイエッサー!!」」


 返事をする訓練生を眺めながら手にしたショートソードを振り下ろす、『真空刃』が飛んでいき、波打ち際に上がって来た『カモンシークラブ』を切り裂く。


「一班、『カモンシークラブ』の死骸をプリンの所に運べ!! 駆け足だ!!」


 長女カトレアとそのメイド4人が『カモンシークラブ』の死骸に駆け寄る、メグミはその一団に『身体強化』と『腕力向上』を掛けながら、


「返事はどうした!!」


「「サーイエッサー!!」」


「よし! 一班はそのまま補水休憩だ! 他の者も遅れるな! ッチ、またか、二班貴様らも死骸の回収だ!」


 そのまままたもメグミのショートソードが振りぬかれ、『真空刃』が飛んで『カモンシークラブ』を切り裂く、


「「サーイエッサー!!」」


「よし貴様らもそのまま補水休憩だ! モタモタするな!」


「「サーイエッサー!!」」


 既にこんな調子でプリムラが訪れてから5日経過していた、回復魔法による強制的な筋肉の超回復、筋肉痛も息切れも強制的に回復させ、そのまま鍛え上げ続ける、栄養補給とストレッチを欠かさず、その常軌を逸したトレーニングによって短期間で驚くほどに訓練生は鍛え上げられていた、当初はお嬢様4姉妹を中心に散発的な反発もあったが、徹底的なメグミのスパルタとセクハラによって完全な服従を強制、既にメグミに歯向かう気力のある者はいない。メグミは容赦なく胸を揉み、尻を撫で、唇を奪った。時には服の中にまで手を入れてのセクハラにお嬢様4人はメグミのガチレズ振りに恐怖し、その貞操の危機にを防ぐために必死で従った、またそれをノリコの強力な回復魔法、回復の加護が支援していく。



 ノリコの『範囲回復』を受けながらの水分補給の後は柔軟だ、ただこれに関しては4姉妹と侍女の体の柔軟性は素晴らしい物があった。そのことも含めて訓練開始初日にの夜にメグミは侍女のメリルと話していた、


「貴方達全員、滅茶苦茶体柔らかいわね、スポーツやってる風でもないのになんで?」


「私達は『性奴隷』として大ディオーレ王国に保護されてましたからね、私達が貴族たちの舞踏会、夜会等で体を提供することを条件に、お姫様方の亡命を認めて貰ってましたから……あらゆる体位が可能な様に柔軟を含めて体の手入れは義務でした。

 お姫様方も将来政略結婚等、他国の要人に売り渡されるのは決まってましたから、その為の訓練として柔軟は教育されています」


「うぇ、体位のため? それに不満は無いの? お姫様の為に体を提供って、そこまでしないとダメな物なの?」


「そもそも王族付きの侍女は、仮に国が未だに健在であったとしても、王族の方の慰み物として存在してますからね、子供のころからそういった教育の下、育てられてます。私達の母国バーハリー王国は貴族の娘で長女以外の美しい娘は子供の頃から国によって集められて、王族付きの侍女として育てられます。そもそも美しい奴隷などが貴族に下賜されて、その奴隷が私達の母であることが多いのです。

 こうして集められた侍女は運が良ければ王族の方の御手付きとなり側室に引き立てられますし、実家の貴族の地位の保障にもなります。他の貴族に下賜されることも有りますし、他国の貴族などに見初められることも有り引き渡されることも有る、元々自由意志など無い『高級性奴隷』の様な物なのです。

 そんな私達がお姫様方と一緒に大ディオーレ王国に保護されて、その方針として体の提供を求められても、それを拒否する生き方を私達は知らないんです、それ以外の生き方を教えられていません」


「中々ハードな環境で育っているのね……大ディオーレ王国に保護ね、何時から? 今何年目くらいなの?」


「バーハリー王国が滅んで10年目位でしょうか? 当時シルビア様は僅か4歳、その他のお姫様達も長女のカトレア様で7歳です、幼児愛好家に売り渡されない為に侍女の体の提供を求められても、それを拒否する選択肢は有りません、私達はお姫様方の為のみに存在してますからね」


「中々エグイ交換条件ね、バーハリー王国の王族の生き残りはあの子達4姉妹だけなの?」


「他に王妃様達が3人居ますが、大ディオーレ王国に保護されて直ぐに、他の国々に亡命という理由で売り渡されましたね『性奴隷』として、どなたも大変な美姫揃いでしたので……」


「王族とはいえ国が滅んだあとは憐れなものね、その王妃様達は今どうしているの?」


「今はこの街の別の施設で保護されているようです、第一王妃様のお子様が長女カトレア様と三女のシンシア様。第二王妃様のお子様がテレジア様、第三王妃様のお子様がシルビア様になります」


「なんで一緒に暮らさないの? 親子でしょうに?」


「それは無理ですよ、あれから10年です、王妃様達は恐らく『高級性奴隷』扱いでしょうからね……心が正常かどうかも怪しいでしょう、それに元々王族の親子の関係は薄いんです、後継者になる男児は大事にされますが、女児は政略結婚の駒扱いですからね」


「そんなものなの? 男尊女卑が激しいのね、女王とか居ないのかしら? けど貴方達も惨い目に遭ったのでしょう? 正常そうに見えますけど?」


「メグミさん、私今年で25歳になります、お姫様達と一緒に大ディオーレ王国に来た時は15歳です。それから10年男共の玩具にされてきたんですよ? 正常ではないでしょうね……まあ体は正常です、大ディオーレ王国の技術や魔法で綺麗なまま保ってますよ、貴族様方にご賞味頂きますからね、それに相応しい、体を維持することが求められます」


「エステとか? よくわからないわねそんなの受けたことが無いから、けど本当に綺麗ですよね、スタイルも良いし」


「裸も綺麗なんですよ? 当然あそこも、自分でも覚えきれない程の男性に犯されましたけど、とてもそんな風に見えない程綺麗なままです、色々とピンクなままなんですよ。まあそれもこれも貴族様方に美味しく頂かれるためなんですけどね……私、所謂『名器』らしいです、自分の専属にならないかと貴族の方に良く誘われましたよ、曖昧に返事して断りましたけどね、醜い気持ちの悪い太ったおじさん一人に玩具にされるのも、複数の似たようなおじさんに玩具にされるのもヤルことは変わりませんからね。

 話が逸れました、話を戻しますね。そうは見えないかもしれませんが私、子供が既に3人いるらしいです、女の子ばかり3人だそうですよ、まあ生まれたのが3人で、妊娠自体はその倍以上していますが。繁殖といって、偶に綺麗な男性奴隷と性交することを求められます。そして妊娠して少し安定すると、魔法でお腹から子供を取り出され人工子宮に胎児を移されるんです。その人工子宮に子供がいる間は余りその装置からあまり離れることが出来ません。その人工子宮の装置は一部母体と魔法的に繋がっているそうです、その方が胎児が順調に元気に育つんですって、

 今私達侍女は其々のお姫様に4人づつ付いてますが、本来は侍女5人づつ付いているんです。他の4人は人工子宮に子供が居るので施設近くにまだいるんです、今装置を胎児事、この街に輸送する予定らしいので、その内合流する予定です」


「何やら凄い事をやってるのねこの世界って魔法が有るからか知らないけど変なところで私達の世界より進んでいるのよね……人工子宮? そんなものが有るのね、けど子供が3人? その妊娠したのに生まれていない子供はどうなったの?」


「面白い話じゃないですけど良いですか? そうですね女性のお腹から胎児を取り出す理由、一つはその女性の商品価値を落とさない為だそうです、妊娠してお腹が膨れると商品として提供できませんからね、それに体の線が崩れるのも防いでいるそうです。子供を産んでも綺麗な方は居ますけど、やはり生まない方が維持が楽ですからね、あそこの具合も産んだ後と前で変わっても駄目だそうで、それに帝王切開等で体に傷がつくのがNGだそうです。

 しかし、一番の理由はその妊娠し出来た子供が商品としての価値が有るのか調べる為だと言われました。取り出して人工子宮に移して、その子に異常が無いか、その子が将来美しい奴隷となるのか調べる術が有るそうですよ、そしてその価値が無いと判断された子は処分されるそうです。

 美しい奴隷との間の子供であれば、美しい奴隷となる子が生まれやすいそうですが、醜い貴族様との間に出来た子供は、醜い可能性が高くて、殆ど商品にならないから、無駄な投資をしない為にも選別して、価値が無い子は処分するそうです」


「本当に面白くないわ、反吐が出るような話ね、醜い者は生まれることさえ許さず、綺麗な者も母のお腹の中で育つことも許されない、それを同じ人がやってるんだ、もうあれね同じ人間と思ってないのね、完全にペットや家畜扱いなのね、全く、そんなことをやってたなんて……でも3人は居るのよね? ちゃんと生まれた子供が?」


「そうですね、居るみたいですね、この街に保護されていると聞いています」


「なんで疑問形? 会ってないの? 会わないの? 一緒に住んだりしないの?」


「会えません、どんな顔をして会えば良いんですか? 一番上の子は9歳だそうです。それも此方に保護されてから知りました、会えませんよ、名前すら知らないんですよ? 今まで一度も会ったことも無いんです。

 子供が生まれると、人口子宮から生まれても、母体との繋がりが切れるので母乳が出るんです、それで生まれたのが分かる位で誕生日すら知りません、それに私達はその母乳を自分の子に与える事すら許されません。

 母乳は夜会や舞踏会で貴族様達に余興として吸われるんです、自分の子供に与えるべき母乳を、名前も知らない醜い貴族達に面白半分に吸われるんです。そんな母親ですよ? 会える訳が有りません。

 それに先ほども言いましたが貴族の中には幼女愛好者が存在しています。9歳は……微妙でしょうね、本当に微妙です、もしかしたらそう言った貴族に買われていた可能性もあるんです、恨まれることは有っても感謝されることは欠片もない母親です。会える訳が無いでしょ? もしそうなら……

 そういった子供を夜会や舞踏会で見てるんです。何もできませんでした、酷いことされているのは分かっていても何も出来ないんです。それを見せられて、そして自分も酷い事をされるんです。正常なわけないでしょう? 此処に居る侍女で真面な娘は一人もいませんよ」


「言葉で言い表せない程狂った世界ね、この世界の貴族が狂っているのか、貴族ってのはどの世界でも同じなのかは知らないけど、皆殺しにしたく成るわね」


「私達『高級性奴隷』も一応は貴方に殺されるべき貴族の端くれらしいんですけどね、生まれた子供たちは施設で纏めて育てられます、これを養殖と言うそうです、乳母奴隷の方に母乳を貰いながら育ち、その後『高級性奴隷』として、その為だけに育てられるんです、当然貴族様達の相手に相応しい、淑女としての『高級性奴隷』としての教育は施されます、これは育成といわれてますね、そしてそれ以外の生き方など教えては貰えません、まあ、私達と似たようなものですね……」


「貴方はそれでも正常そうに見えるけど……」


「ここに来てから、夜中に偶にたまに起こされます、寝てるんですけどね、違和感を感じて起きるんです。目を開けると、同僚の侍女に犯されてます。泣きながら犯すんですよ、ごめんねって謝りながら……私達は貴族の方々の相手をする為に性欲を高められています。もう男の人は嫌で嫌で仕方は無いのだけど、自分の性欲を持て余してます。だからここに来てからは女性同士で慰め合ってました。恐らく、この街にいる『性奴隷』の方達は全員そんな感じなのでしょうね、自分ではもうどうにもなりません。狂ってるんですよ。

 淫魔の人達が来てくれて本当に助かってます、性欲を吸ってくれているんでしょうね、貴方の仲間の方も淫魔なのでしょう? こっそり吸って下さっているのでしょう? 最近はぐっすり寝られます」


「深刻だったのね、そう、そんな感じなのね、綺麗なお姉さん達だと思ってたけど……それって薬なの? 麻薬系?」


「いえ魔法的に頭の中を弄っているみたいですね、薬を使って廃人になると商品にならないのでそうしてるみたいです、ただ一部の国ではそんな感じで薬を使っていたようです、所謂麻薬ですね。そこに売られた『性奴隷』は悲惨ですよ見た目が綺麗でも廃人ですよ、薬なしでは生きていけません。だからまだ私達はマシな方ですね」


「魔法的ね。それなら私達でもなんとかできるかもね、訓練も含めて何とか出来るかやって見るかな、検査に協力してくれると嬉しいな」


「是非お願いします、幾らでも協力しますよ」


「貴方達がちゃんと暮らしていける様になるまで、この地域の人達は見捨てないわよ、それに私達もその訓練に付き合うことになっちゃったからね、まあ子供に会えないって話だけど、一人で稼いで暮らしていける様になったら、会いたくなるかもしれないし、そんな気になる位に一人前になれる様に私達も本気で貴方達を鍛えるわ」


「よろしくお願いします。私達はこの年で何ですけど、お姫様達はまだ若いんです。これから幾らでも成長できます。私達と同じに成ってはダメなんです、別の生き方をして幸せになって欲しいんです」


「随分お姫様を気に掛けるのね?」


「生まれて直ぐからずっと世話をしてきています、ずっと成長を見守って来たんですよ、侍女達は自分の娘見たいに感じている娘が大半です、そう思わないと耐えられませんよ性奴隷と侍女の2重生活は。まあ自分の本当の子供は全く世話をしてませんけどね……」


「そう、そんなものかもね……けど貴方達だって若いわ、大丈夫、しっかり自活できるように全員基礎から鍛えるわ」


「はい、頑張ります、よろしくお願いしますね」


 その後、こっそりラルク診断にてお姫様達の診断をした結果、4人ともまだ処女であった。しかしメリルの話では、長女は口にINされて、次女はお尻にINされて、三女は相手のお尻にINして、四女は全身撫でまわされ弄られた程度、との事だ、本人達から語られる悪夢の内容がそんな感じらしい。三女の内容が非常に気になるが、貴族の中には変わった趣味を持った人間が非常に多いらしい。

 侍女達は、子供まで居るのだ当然処女ではない、メリルによれば、


「3か所同時とかも全員経験済みですよ、まあ貴族様達は他の貴族が基本的に嫌いですからね、あまり多人数プレイは有りません、けど中にはそう言ったのが好きな方も居ますからね、そんな方々を相手すると大変ですけどね……壊れるかと思いましたよ」


「うん、そんな話は聞きたくないわ」 


 一方シルフィとも話をした、現在シルフィには仲間が居ない、侍女が付いていないからだ。セラピストの先生が偶にきてケアはしているみたいだが、この訓練に於いては、四女のシルビアと同じ4班に入って共に訓練をしている。同い年らしく、厳しい訓練の中で友情らしき物も芽生えたのか、まあまあ上手くやっている。

 ラルクの診断ではこちらも処女で有ったが、本人から聞いた悪夢の内容では、


「本当は禁止されてたけど、エルフの森の近くの村に、興味本位でちょくちょく遊びに行っていたのよ、エルフの村に無い物も沢山あって面白かったから」


「そこで攫われたの?」


「違うわ、丁度遊びに行ってた時に村毎襲われたのよ、『聖光騎士団』の異教徒狩りにね。異端審問の名のもとに村の男たちは殺されて、非処女の女たちは犯されたわ、処女の女達は変なアイテムを付けられて、犯されはしなかったけど『性奴隷』として売るから商品価値を下げたくないからって理由でね。そう言ってたわ。

 以前に他の村での異教徒狩りで、処女なら良いんだろって後ろでヤリまくったら、娘達の心が壊れちゃって、それに後ろでもヤリまくったら商品価値が下がるとかで大損したとか言ってたわね」


「『性奴隷』の供給もしてたのかあいつ等、どこが正義何だか……けど非処女でも可愛い子は一杯いたでしょうに酷いわね」


「あの村は、村長が好きものだったらしくて、若い可愛い子に手を出しまくってた見たいで、非処女が多くて酷かったわね、目の前で幾人も若い子たちが輪姦されてた、そいつ等の前で私達も裸にされてね、体中を弄られてたわ、アイテムを付けられてたから記憶が曖昧だけど気持ち悪かったわ、若い団員が【エルフもやっちまおうぜ!】って手を出しそうになるのを、上の連中が【エルフに手を出した奴は誰であろうと殺すと大司教様が仰せだ、死にたい奴から前に出ろ、連帯責任で殺されてはかなわんからな】っていって止めてたわね。あれで止めて無ければ今頃私も廃人ね」


「あいつ等やっぱり屑ね! 今後も見つけ次第殺すわ、即殺す!! けど廃人って?」


「あの時輪姦されてた娘達もその後『性奴隷』として売られたみたいなの、酷いことされて腫れあがってたけど、魔法や加護で癒せば死んでなければ綺麗にできるからね、けど体は魔法や加護で治せても心は無理よ、何人かこの街で保護されているのを見かけたけど、目が、心が死んでたわ。

 記憶は曖昧でも奴らの下卑た笑い顔は今でも思い出せるわ、絶対に殺す、見つけ次第殺す、私に触れた男は皆殺しにしてやるわ! その為にも強くなりたいの! もう二度と同じ目に遭いたくないし、他の子を同じ目に遭わせたくないの!」


「そうね、私の獲物に手を出したことを地獄で悔やむと良いわ! 私も協力するから強く成りなさい、そして糞野郎どもを殺すわよ!」


「ええ! えっ? あれ? 今少しおかしくなかった? あれ? 気のせい? そうなの?」


 そう言っていたシルフィはやはり訓練されていないからか、少し体が硬い、まあ硬すぎることは無いが、4姉妹や侍女たちに比べると遥かに硬い、サアヤに補助してもらってストレッチをしているが、


「いたたたたた!! 無理、これ以上は無理よ!」


「大丈夫よ、ほら『持続回復』これで絶対腱が切れたりしないから安心して伸ばしましょうね」


「えっ? いたあぁぁ! あれ? 痛い! あれ? 痛くない? あっ、やっぱり痛い、あれ? 痛くない、もういやあぁぁぁ」


 鬼の様な合理主義のサアヤにグイグイと体を押される、この五日間で随分と柔らかくなった、前屈はピッリ足に胸が付くし、開脚も180度キッチリ開く。女性が男性に勝つには力より柔軟性、その体の撓りを利用して鞭の様に、速く鋭く剣を振る以外にはない、腕力勝負では殆どの女性は男性にはかてないのだから、これは必須だとメグミは考えている。


 柔軟できっちり体を解きほぐしたら朝食だ、しっかり食べさせる、肉や野菜、そしてデザートもしっかりと、朝食は体作りの基本だ。

 タツオ達はこの所、毎日買い出しに彼方此方『転移魔法』で飛び回っている。海の幸も悪くはないが、良い筋肉を得るための良質なたんぱく質を取るには、やはり肉と卵は欠かせないのだ。

 また蜂蜜は糖分の補給に丁度良かった、吐くくらいスパルタで鍛えている為、食欲の無い娘が多かったが、ハニートーストにすれば皆よく食べたし、蜂蜜と牛乳と卵で作ったアイスクリーム等も好評だった。


 その後、座学と共にメグミ達の造った簡易『アクティブシールド』を用いた魔力操作訓練を座学を受けながらその最中にも操作して訓練していく、一度、次女テレジアやシルフィが、


「サー! 攻撃魔法を教えてください! サー!」


「貴様仲間を殺したいのか!」


「サーノーサー!」


「仲間を魔法で撃ちたいのか!」


「サーノーサー!」


「だったら攻撃魔法は必要ない、最優先は『アクティブシールド』による魔力操作訓練だ。これが有る程度出来るようになったら次は『身体強化』『武器強化』ついで『腕力向上』だ! 分かったか!」


「サー! しかし攻撃せねば攻撃されます、サー!」


「攻撃は武器にて行え、それに基礎さえ出来て居れば攻撃魔法など直ぐに使える、最優先は肉体強化系の魔法だ、動けぬ兵など只の的だ! 有利な位置を取るためにもこれらの魔法は必須だ!」


するとシルビアが、


「サー! 防御はどうしますか? サー」


「防御は先ずは『加護』と『アクティブシールド』にて行う! 『加護』は信仰する神を決めてそれを下に功徳を積め! どの神を信じるかは自分で決めろ、精神力を鍛えて集中し、神の力を感じろ! それだけで良い『守護の盾』『守護の鎧』そして『回復』は必須っだ。

 本格的に精神力を鍛えるのは精霊を得てからでいい、この訓練を2週間耐えたら卒業記念に精霊王に合わせてやる、そして精霊を得ろ、そうすれば勝手に攻撃魔法など覚えられる! いいか先ずは基礎だ!」


 そんな感じで、冒険者に必要な座学として冒険者の心構え、必要な知識、魔物、迷宮の攻略情報などを教えていく、錬金術や、鍛冶等生産系も触りだけは教えるが、本格的に学ぶのは2週間の訓練後として、先ずは知識、そして魔力操作を徹底的に叩き込む。


 座学が終われば、今度は昼食だ。昼食もしっかり食べさせる、午後からキツイ訓練が待っている、食べやすい物だけでも良いので腹に入れさせる。最近はパスタやスープ類が人気だ、あとデザートでも良いので、果物を中心に糖分と食物繊維もしっかり取らせる。

 慣れない魔力操作で魔力が少なくなってフラフラしている者もいるが、魔力回復も兼ねて、その後一時間ちょいたっぷり昼寝をさせる、無理やり『睡眠』で眠らせて『範囲回復』も施して万全の休息を取らせる。


 そして午後の訓練を始める、丁度日陰になる施設の庭で、先ずは一時間ゆっくりと重目の剣を振らせる、ゆっくり丁寧に、基本型を形よく振らせ、重心の移動をイメージさせ、それがスムーズにブレない様に、意識させて剣を振る、


「そこ! 軸がぶれている、腰が入るのは良いがブレては意味がない! 丁寧に、ゆっくりとで良い、ブレるな! ヘナヘナしていては剣に力が載らないぞ! あと剣の刃先が振りに対してズレている、剣を振る面と刃の向きを揃えろ、ズレていては刃が通らんぞ!」


「サーイエッサー!」


「そこ! 集中しろ! 死にたいのか! ゴブリンにでも犯してほしいのか! 腕を振るんじゃない、剣は腰で振るんだ! シッカリ踏み込め! 踏み込めば腕は自然についてくる!」


「サーイエッサー!」


「ノリネエ、そこの馬鹿がへばってる、『持続回復』お願い」


「メグミちゃんソロソロ一時間たつわよ、水分補給しないと」


「もうそんな時間? よし貴様ら休憩だ! 水分を補給した後、10分ストレッチ、後20分休憩だ! トイレはこの間に済ませろよ! 一階は混むぞ、2階や各部屋のトイレも使え!」


「「サーイエッサー!!」」


 その掛け声と共に希望者には軽食、デザートを出し、スポーツ飲料でしっかりミネラルと水分と糖分を補給する。そしてストレッチをして体を解すと休憩になる、皆へたり込む様にその場に倒れ込む。


 そして休憩が終わると、今度は軽い剣に持ち替えて兎に角速く剣を振る、重い剣に慣れた体は軽い剣を勢いよく、軽く振る。


「いいか基本は忘れるな、しかしこの訓練で必要なのは速さだ、とにかく速く剣を振ることに慣れろ! 素早く動け、モタモタするな! へばった者は手を挙げろ、回復してやる、良いか! 休まず速く剣を振れ!!」


 この訓練の際は横一列だ、下手に前に人が居ると剣がすっぽ抜けて危険だからだ、刃引きしてある模造剣とは言え当たるとケガをする、重い剣から持ち替え速く剣を振っていると、よく前や後ろに剣が飛んでいく、十分に間隔を空け、剣の柄と腕の間を紐で括って、たとえすっぽ抜けても隣の者に剣が届かない様にする、またすっぽ抜けても決して拾いに行かせずに紐を手繰って引き寄せさせる。危険は最小限に抑える方策も施しての訓練だ。


「貴様! これで何度目だ、剣を放り投げてどうやって戦う! 死にたいのか? オークにでも囲われたいのか!」


「サーノーサー!」


「速く振りながらでも、最低限の握力で握れ! 汗で滑るなら滑り止めの粉を使え! 豆が潰れたなら言え! 直ぐに回復してやる! 良いか次に剣を飛ばした物から腕立て伏せ20回、5歩下がったところで行え! ついでに胸を揉んでやる! ありがたく思え!」


「最後のは要らないんじゃないかしら? ねえメグミちゃん、最後のは余計よね?」


「ダメよノリネエ罰なんだから、ペナルティが必要よ! だから心を鬼にして私は揉むわ!」


「言っても無駄ですよノリコお姉さま、メグミちゃんの目が爛々と輝いてます。止めても襲い掛かりそうですわ」


 メグミ達の会話に訓練を受けている女性たちの顔が引きつる、メグミはやる、やると言ったら絶対にやる、この後、プールでの水泳が有るが、初日のプールでの水泳で溺れる者が続出した、その際メグミは容赦なく人工呼吸と称してキスをして回った、ガッツリその口を貪った。それを皆知っている。4姉妹とシルフィは初日にその餌食となった。

 メグミが恐怖の対象となる理由、上手いのだ、胸を揉むにしても、キスにしても兎に角上手い、足腰に力が入らなくなるまで、ヘロヘロになるまで人前でセクハラされるのだ、軽くイキそうに成る者が続出する。その恥ずかしさで、皆必死になる、晒し者になりたくないのだ。


 そんな危険な素振りの訓練中でもメグミ達は平気で訓練生に近寄ってそのフォームを修正していく、メグミだけでなく、ノリコ、サアヤ、ターニャも近寄って直していく、剣がすっぽ抜けたりする危険な訓練中ではあるが、一度三女のシンシアが、


「サー! 教官殿危なくは無いのですか? サー!」


「危険など無い! 貴様らが余計な心配をするな! 貴様らの振る剣など目を閉じていても避けられる、気にせず剣を振ることだけに集中しろ!」


「サーイエッサー!」


 事実、手からすっぽ抜けて背後から飛んできた剣をヒョイと指で摘まんで受け止めたりしている為、その言葉に嘘が無いのは証明済みだ、メグミだけではない、教官をしているパーティメンバー全員その程度の事は出来るようになっていた。


 メグミは手取り足取りを正に実践して指導する、不必要に体を添わせ、密着するようにして手や足のフォームを修正していく、重心移動の補助も行い、その形を直す、明らかにセクハラなのだが、しかし、大変分かりやすいのだ、体で感じて覚えてれて、上達するのが実感できるため、文句が有っても文句が言えない状態であった。


 ノリコは一番評判が良い、メグミと一緒で丁寧にファームを修正し、優しく言葉を掛け、的確に疑問に答える。既に年下のノリコをお姉さまと慕う侍女等でるなど、相変わらずのお姉さん力を発揮していた。


 サアヤは、


「そこ10度腕の振りが左にズレてます、あと右足は踏み込みの際、前に2センチ、左に3センチ修正しなさい」


「違います、そこで止めずにもう5度振って止めなさい」


「左足がぶれてます、右足を引く際にもう5センチ右に寄せなさい」


「それでは重心の移動がブレますよ、右足に頼り過ぎです、左足にも荷重を5キロほど残しなさい」


 合理的に理尽くめで説明する、しかし、初心者には一番分かり難いと少し不評だ。本人は何故不評なのか理解できないと嘆いている。


 ターニャは、


「ん!」


「??」


「ん!!」


「???」


「こう!」


「!!」


 最後には自分でやって見せ、偶に手を取って指導している、非常に分かり難い指導の筈だが一部の訓練生には非常に好評だ、指導中に尻尾まで使ってフォームを整えようとしたりするのかとても良いらしい、休憩中に頭を撫で耳や尻尾をモフって心の癒しにしている訓練生も多い、アイドル的な人気を博していた。


「サー、如何振れば良いですか! サー」


「バッっと」


「こうですか!」


「もっと!」


「こんな感じですか?」


「足!」


「足ですか?」


「グッと!」


「良い?」


「違う!」


「??」


「踏ん張る!」


「グッと踏ん張るんですか?」


「ん!」


こんな感じにも関わらず人気なのだ……サアヤがそれを聞いて益々凹んでいた。


 その後は水着に着替えてプールで水泳だ、此方は牝牛人族の4人も加わって指導していく、彼女らは『魔水膜』とモノフィンを完璧に使いこなし、既にマーメイド並みの泳ぎを会得していた。やはり魔法の適正が非常に高い、また胸が邪魔にならない運動で有れば、身体能力も低くなかった。


「ジュゴンってカイギュウって言うんだよね、海の牛か……」


「ねえメグミちゃん、それは流石に失礼じゃないかしら?」


「なんでよ? ジュゴン可愛いわよ? この世界にもカイギュウって居るのかな? 何だか生き残れるイメージが無いんだけど……」


「そうね、大人しい生物が生き残るには厳しい自然環境よね」


「肉食のカイギュウとか居そうで怖いわね」


そんな風に、メグミ達はのんびりと泳ぎ回るアリア達を眺めながら失礼な話をしていた。この訓練を始める前にサアヤが、


「ねえメグミちゃん、最後に水泳をするのは危なくないですか? トライアスロンで最後に遠泳を持ってくるような物でしょ?」


「だから最後に水泳なのよ?」


「え?」


「??」


「いや溺れちゃうじゃないですか?」


「溺れるのが良いんじゃない」


「え?」


「溺れないと人工呼吸出来ないでしょ?」


「それが目的ですか?」


「そうよ、ご褒美タイムよ? それにモノフィンでゆっくり全身の筋肉を満遍なく使って泳ぐとマッサージ効果もあって丁度いいのよ」


「理屈は分かりますけど、やはり危険では?」


「大丈夫よ、ノリネエもついてるし、それに可能な限り溺れて欲しいわ」


「酷くないですか?」


「ゆっくり泳がせてるだけよ? 力を抜けば浮かぶのに溺れる方がどうかしてるわ、ちっとも酷くないわね」


 また今日も四女シルビアが溺れ、メグミの毒牙に掛かっている。今日はシルフィは溺れそうで溺れない、昨日迄連続で溺れていたのに今日は溺れない。そんなシルフィを獲物を狙うような目で眺めるメグミ。


(ちくしょう! 今日は粘るわね! 何で溺れないのよ! シルフィは明日からもっと厳しくしないとダメね、余裕が出てきたわ。

 他の訓練生も少し慣れてきたのかしら? ちっとも溺れないわ! 遠泳じゃなくて競争させた方が良いのかしら? けどそれをするにはちょっとプールが狭いのよね……)


メグミの思惑とは裏腹に本日の犠牲者はシルビアのみであった。


 その後夕食をシッカリ食べさせ、お風呂に入り、就寝迄の時間を全て使って『アクティブシールド』の操作訓練をする、そして気を失った者から部屋に運ばれて就寝となる。運ぶ際にはタツオが大活躍だ、お姫様抱っこは男性嫌いの訓練生にも好評で有った。


「なあ、これ本当に2週間続ける気か?」


「当たり前でしょ? 大分良くなってきたわ、あれね、そろそろ武器を色々持たせて何が自分に合ってるか試させましょうか? それが決まったら武器を作るわ」


「メグミちゃん『マジカルブローチ』の部品大分出来てきましたけど、どうします? そっちを止めて武器を先に作りますか?」


「そっちはそっちで進めましょ、何明日から二日ほど掛けて武器を選ばせて、その後一週間、7日もあるわ、午後の武器訓練の教官をタツオやアカリさん、カグヤにも手伝って貰えば良いわ、その間に武器と防具を作るわよ、『マジカルブローチ』は午前中の座学と魔力操作中に今まで通りに作って行けばいいわ」


「タツオお兄ちゃんを訓練教官にして大丈夫でしょうか?」


「そうよね、男性が苦手な娘が多いし、怯えないかしら?」


「買い出しは大体済んだし、材料も食材も足りてるわ、それに大分タツオにも慣れたみたいだし、大丈夫でしょ、後半一週間は気力操作の訓練もするし、タツオも得意でしょ?」


「まあ気力操作を教えるのは構わねえけどな、良いのかね? おれ男だぜ?」


「男自体にはこの中の誰よりもあの娘達の方が慣れてるわよ、前にも話したでしょ? それにあの娘達が憎む対象が男であってはダメなのよ。

 この社会には男性だって半分居るんだから、酷い事をする男だけを憎む対象にしないと生きていけないわ、変なトラウマにして男自体を憎む様にしてはダメよ」


「その為に慣れさせるのね、まあお兄ちゃんならその辺は平気かもね」


「私が付いてますからね、変な事はさせませんよ」


「何方かと言えばアカリ先輩が嫉妬で変な事しないかカグヤは心配ですわ、最近は3人で買い出しに行けて、アカリ先輩ご機嫌でしたからね。

 訓練で綺麗なお姉さん達にタツオ先輩が囲まれて、真っ赤になってると、アカリ先輩が嫉妬でどうなるか心配でたまりませんわ」


「タツオは年上のお姉さん弱いからね」


「うるせえよ、別に俺の好みとか関係ねえだろ!」


そんなこんなで賑やかに訓練の夜が更けていく。

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