三、機能まわりにて[自主企画篇]

 検索機能を頻繁に利用している私ですが、それだと読む物語の種類に偏りが生じるんですよね。

 気付くと同じジャンルのものをずっと読んでいたり。


 これは能動的に作品を探した結果なので、ある種、仕方がない部分もあります。

 しかし、こちらから探し続けることで果たして私の欲求は満たせるのかと考えた時、多分それは本当に限られた満足感しか得られないのでは……と思ったのです。

 私の知らないところ触れていないところに面白い作品が隠れている可能性。

 だったら作者さん側から来て貰えばいいじゃない!

 そんな感じで私は企画を立てる決意をしました。


 決意なんて大げさなと思われるかもしれませんが、まず作者さんたちが参加してくれるかどうかなんて分からないじゃないですか。


 そんな心配を抱えながら先日立ち上げた企画でしたが、33作品もの参加がありました!

 こんなにたくさんの参加があるとは思っていなくて、読み切れるか逆に不安にもなりましたが無事に全作品を読むことができました。


 参加してくださった皆さんの作品を読みながら、ふと思った事がありました。


 現状の企画参加は完全なる自薦にて成り立っているのは自明です。これがいけないと言っているわけではありません。

「自分の作品は面白いんだ! 面白いはずなんだ!」の声とともに他者が上げる「この作品面白いよ!」の声があったらもっと良いのではないかと。

 いうなれば企画への他薦機能です。(既にあったら恥ずかしい……)


 aがbの作品を企画参加の推薦を出すとbに通知が行き、bが承認することで他薦枠参加というような運びをざっくりと妄想しています。


 こうすることでレビューの付いていない埋もれた作品と出会える可能性も上がりますし、自分以外の誰かが薦めてくれてる! と作者側の意欲も上がると思うのです。


 ただ、問題点もあります。

 それは複数アカウントを使っての実質的な自薦です。

 これを防ぐには……防ぐには…………うーん。難しいですね……。

 カクヨムはアカウントの取得は容易ですし、本人確認もないですからね……。

 防ぐことができたからといってどうもこうもありませんが。


 でも良いと思うんだけどなぁ……他薦機能……。

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