源三郎江戸日記3 提灯を持って外にでると男はいません、知らせに行ったのだなと思い、あるいていくと橋を渡ったところで、殺気を感じたので、そこの影にかくれている者出てくるのだ、村上源三郎、


源三郎江戸日記3


提灯を持って外にでると男はいません、知らせに行ったのだなと思い、あるいていくと橋を渡ったところで、殺気を感じたので、そこの影にかくれている者出てくるのだ、村上源三郎、

と知てのことかというと、3人の男が出てきて、一斉に刀を脱いだので山上監物はいないようだな、お前たちの腕ではおれは切れん怪我しないうちに立ち去れというと、先ほどの男、

が切りかかってきたので、


抜き打ちさまに横に払うとぐわ~といって刀を落として前に倒れたので、浅く切ってあるが動けば出血多量で死ぬぞというと、あとの二人が前後から切りつけて来たので、峰に持ち替え、

前に踏み込み肩をしたたか打ちつけて、返す刀で後ろを向きこれも肩を打ちつけると二人ともぐわ~とぞいって前に倒れたのです、肩の骨は折れている早く治療しないと一生刀はもて、

なくなるぞ、


監物に言っておけ早く顔を見せろといいその場をたち去ったのです、三人はよろよろとあがり、足を引きづって根城にしている荒れ寺帰ると、監物がやつぱりやられたのかと聞くので、

奴は恐ろしい剣の使い手だ、手も足もでなかった、ひとりは腹を切られ、二人は肩の骨が折れたとそこに寝転んだのです、手当てしてやれと監物が言うと、腹を切られた浪人のはらに、

さらしをまき、


二人には肩に添え木をして両肩のしたからグルグル巻きにしたのです、献物に奴は早く顔を見せろと言っいたというので、中々できるなと言って、帰ってきた遊び人の仁吉が奴は若狭屋、

の根岸の寮に入りましたというので、よしこれから押し込むぞと後の二人をつれて若狭屋の寮に向ったのです、もう少しで若狭屋の寮だと言うところまで来ると、影からそろそろ来るこ、

ろだと待っていたぞ、


ここがお前たちの墓場だと顔を見せると、監物がうぬ~生意気なやってしまえと言うと、二人が刀を抜いたので源三郎も刀を抜き、あの三人は生かしておいたが、お前たちはそうはいか、

んぞと言うと、切りかかって来たので左右によけて、踏み込み一人は左袈裟懸けに、一人は横に払うと、二人ともぐわ~と言って前に倒れたのです、二人は地獄に行ったぞこんどはお前、

だと言うと、


一刀流か中々の腕だなと言うと監物が刀を抜き上段に構えて、じりじりと間合いを詰めて一気にふり降ろしたので刀で受け止めて懐に入り、左手で脇差を抜き、監物の腹に突き立てる、

と、ぎや~と言ったので、足で蹴飛ばすと脇差がズボッと抜けて、血が噴出したので後に飛び跳ねて返り血を逃れると、バタンと後ろに倒れたのです、3人の首筋に手を当てると、息は、

あります、


手裏剣を橋の袂に投げつけると、ぎや~と言って遊び人風の男が前に倒れたので、急所ははずしておいたが動けば出血多量で死ぬぞと言うと、歩いて番屋に行き、そこの端のた袂に4人、

が倒れている、息はまだあるぞ早く医者に連れて行くのだと言うと、ヘイと言って飛びだして行ったのです、暫くして山田新之助が入ってきて、医者に担ぎ込んだら、急所は外れてい、

るので、


なんとか助かるそうだが、二度と刀はもてないだろうと言う事だと言ったのです、三蔵が入って来て後の3人は深川はずれの荒寺の中に手傷を負って転がっていました、こいつらも医者、

に担ぎ込んでありますと言ったので、新之助がいずれも源三郎さんの仕業ですかと聞くので、おれは知らんよ天狗でも出たんではと言うと、そうですか、それではそういう事にしておき、

ましょうと笑ったのです、


三蔵に色々聞き込みに金がかかったろうと2分金20枚を渡して、これはその駄賃だみんなで分けてくれと言うと、よろしいんですかと新之助の顔をみると、遠慮なく貰っておけと言うの、

で三蔵がそれではと受け取ったのです、それではわしは帰るぞと言うと、世話になりましたと新之助が言うので、わしは何もしておらんよと言って番屋を出て、根岸の寮に戻ったのです、


裏木戸は開いており、玄関を入ると妹の律が兄上遅かったですね、裏木戸は閉めましたかと聞くので、閉めておいたよと言うと、部屋に茶漬けをお持ちしますというので、いつもすまん、

なといって部屋に入り、寝巻きに着替えたのです、律がお膳をもって入って来たのですわり、箸をつけてかきこみ、ああ、うまかったというと、明日は母上から又小言を言われますが、


本宅のお信様に気づかっての事です、本当はここに入り浸りなのは、嬉しいのですよと言うので、そうか、明日は本宅に顔を出か、しかし、あそこは息がつまるんだよなあと言うと、

源一郎兄様に何かあった時には、村上家を継がなければならない身ですよと言うので、早く兄上に子でも出来ればいいんだがと言うと、まだ懐妊の兆しは見えないのですかと聞くので、


殿の近習なので泊まりも多く、子づくりが中々出来ないのだそうだといって、律もそろそろお嫁にいかなくてはなと言うと、私がお嫁に行くと母上が一人になりかわいそうですよと言う、

ので、父上に頼んでもう一人女子の子を作ってもらうかと言うと、父上はまだ大丈夫なのかしらと言うので、ぜんぜん大丈夫だと思うよあの顔の色艶と言い絶倫でないかと言うと、律が、

顔を赤らめたのです、


源三郎兄様はいい人はいないのですかと聞くので、それがいないのだよと言うと、いつかお父上が盟友の奥田孫太夫様のお嬢様はどうだろうと母上に言っていましたよ、どうなったので、

すかと聞くので、ああ、お峰殿かすごく美形の才女だがわしは苦手なんだよ、なぎなたの名手で一度立ち会った事があるが、手抜きをした事がばれて、女子だと思って手加減しましたね、

と怒られたよ、


それで悪い印象を植え付けたので、お峰殿が厭だと言ったのでは、わしには父上も母上も何も言わないよと笑ったのです、そうですか孫太夫様とここに来られた時、孫太夫様が兄上は、

と聞くので、出掛けていますと言うと、父上がお峰殿がせっかく来られたのだ、探してきなさいというと、顔を赤らめておられましたよ、多分兄上の事は好きなのですよと言うので、

まさかと言うと、


あの後おもどりになり、二人で深川八幡に行ったのでしょうと聞くので、それが帰りにあのお勝つと出くわして、話しをしたら、お峰殿が後でお侍が街角で芸者と立ち話などしてはみつ、

ともないですと言って、家まで口を聞かなくなったのだよ、これでもっと印象が悪くなったわけだと言うと、兄上それは悋気をなさつたのですよ、悋気をするという事はやっぱり好きだ、

と言う事ですよと笑ったのです、


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