振り向かずに

あなたを追った視線はいつか

追う意味を見失っていた


私の中で育ってしまった虚像のせいで

私があなたの本当の姿を

認識すら出来なくなったから


恋の愚かさに溺れ

愛を知ろうとせずに

やっていたことは

独りままごとだったのだと

気づけもしない


濁っていく目にはあなたが見えない

澱んでいく想いは逝き場所がない


噛み砕いて呑み干して欲しい

いっそ、過ちごと…

望む罪に冷たい眼差しを遺して


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