疲弊する日常
一度は掬いあげた命を
放り投げたくなったりしないか?
助けてくれと
懇願したことも忘れて
もう死んでくれたらいいのにと
残酷な現実
残忍な真実
汚物にまみれながら
疲弊していく気持ちに
感謝すらない罵りが飛ぶたびに
考えはしないか?
いっそ、
シネバイイノニ…───
なんのための命乞いだったのか
なんのために命を繋ぎ止めたのか
思い返すゆとりすらない
日々は無情なのだ
憎しみが募る
憎しみだけが積もる
荒れていく指先と同じように
心はささくれている
噴き出す血に
涙が滲む
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