彼の射精…センテンスには真実がある。彫琢された真実が、ここにある。快感・1発の興奮・愛…男の人生に、他に何が必要であろう。資本の側に魂を売り渡し、ウソ臭い言葉を弄ぶ売文屋とは違うのだ。彼こそが、自ら死滅に向かう文芸という表現ジャンルを救える最後の希望なのかもしれない。
有無を言わさぬスピードがあります。日記とある通り一コマに焦点をあててかかれており。コンパクトな仕上がりです。サクッと読みたい方にはおすすめです。