詩集 「風と光と水と」

注文の多い料理店 2018 (ホラー仕立て)

ようこそ おいでくださいました

ここは 注文の多い料理店でございます

まずは 上着や帽子など お取りになって

ゆっくりと おくつろぎくださいませ

暖かいシャワーなども ご用意しておりますし

今日の お仕事の疲れなど

全て洗い流して くださいまし

ここは 注文の多い料理店

過去の事は全て 忘れていただくような

血のしたたるような

絶品料理を ご用意してございます

さあ 生まれたままの姿で

奥の部屋へ 進まれましたならば

一生涯 忘れられないほどの

おもてなしを してさしあげましょう

さあ どうぞ このドアを開けて 奥の部屋へ

何をためらっておいでなのですか？？？？？？

客は、ドアを開けて

奥の部屋へと進んだ................

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ..............

すると、目の前のテーブルに出してあった料理は？

血のりのついた、包丁のみ、、、、、、、、、、

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ..............

「思い出していただけましたか？部長様。

10年前に,あなたが、散々、不味いとこき下ろし、メディアに

書いたおかげで、私は地獄に堕ちましてね。

今では、死神として人間の魂を、料理する者へと、転生したって訳です。」

「ぎゃああああああああ 助けてくれー」

男は、血のりのついた包丁で 身体をバラバラにされた、、、、、、、」

「はあ、はあ、、、、、、、、、、

うん？俺、生きてるじゃん。何だ、夢だったのか？

あー、良かった。もう、人の悪口を書くのは止めよう。

おーい 母さん 朝飯出来たかあ？」

男は、台所に行った。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ..............

「はい、出来ましたー。朝食はあなたの

お肉のローストチキンよー」

「ひええええええ、また、出やがった。かんべんしてくれえ」

「あら、あなた、冗談よ。早く食べて、会社に行ってください」

それから、男は改心して、グルメ評論家として、有名になったとか

めでたし めでたし