第316話 【事件解決】3
「さ、行くわよ!」
姫乃は、颯爽(さっそう)と
立ち去っていった。
「ま、待ってよ!!」
オレは、姫乃の背中に呼び掛けた。
「何度も、言わさないで!
私は、待たされるのが、
嫌いなの!!」
スタスタと歩いていった。
まるで、ランウェイを歩く
スーパーモデルのようだ。
「ったく! わがままなンだから
………!!」
駐車場で、やっと、追い付いた
。
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