第300話 劇団姫乃座14

「ッで!【真犯人】はニノッちと

揉み合いになった時、拾った

付け爪を落とし、その時、付けていた付け爪を剥がし持ち去ろうと

したのよ!」

 姫乃は、百目鬼を見詰めた。


「く、」百目鬼は呻くように、

顔を歪めた。


「ところが、麻美さんは亡く

なってなかったの!」

 姫乃が説明すると【麻美】役の

リオが、苦し気に上体を起こし、

「う、ぐ、誰………!?」

と【真犯人】役のオレに訊いた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る