第217話

「なるほど、それで、引き返した

ンですか?」

 冨田が言うと、咲希は泣き

そうな顔で頷いた。


「ッで、戻ったら、押川さんと

バッタリ、顔を合わせた。」

 オレの言葉に、咲希は、

「はい………。」

 と、小さく応えた。


「でも、ビックリしたでしょ?」

 姫乃は、ゆったりとソファで

寛(くつろ)いだ。

「麻美さんは、首を絞められて、

殺されていたンだから!!」


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