第184話 オートロック

「《真犯人》が、ドアを完全に

閉まらないよう、靴か、何かを

挟ませたンじゃないの。」

 オレが言うと、

「ええ、そうね。」

 リオたちが悩んだ顔で頷いた。

 姫乃は、余裕の笑顔だ。


「とにかく、ドアにカギは

掛かってなくて、部屋へ入れた

のね。」

 姫乃が押川にネンを押した。


「え、ええ、そうなの。」

 おネエが何度か頷き、一同、

部屋の中へ入った。












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