第123話 石動《イスルギ》リオ
「そうね。《真犯人》が、彼女のスマホを使って一斉送信した」
メグが肩を竦めた。
「じゃぁ、直前に逃げていったヒゲ面の男が《真犯人》ってワケね!?」
杏璃は、したり顔だ。
『ところが、そうじゃないのよ!!』
いきなりドアが開いて女性の声がした。
全員が、一斉に振り返った。
視線が開かれたドアに集まった。
「リオ!!」
そこには、美貌の女性警部補、
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