第104話 殺人事件の依頼?

 その時、着メロが響いた。Xジャパンの『紅』だ。

 ドラムロールが鳴り響いた。姫乃のスマホだ。

「ハイ、もしもし…😌☝✨✨」

 スピーカー機能にした。


『あ、姫~! 助けて下さい。』

 ニノマエが叫んでいた。


「あら、ニノっち、今度は何かしら! 殺人事件の依頼?」

 姫乃が訊いた。いくら何でも、それはないだろう。


 だが、ニノマエは、

「そ、そうなんです。助けて下さい。オレは、殺人なんかやってないンだ~~~!!」

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