第85話

「いえ、別に……、その事は……」

 ランは首を振った。


「そう、じゃ、ニ~ノに初めましてッて挨拶された事かしらァ~……?」


「え、ええ……」

「ニノっちがオッパイしか覚えてなかったから~……?」

 メグも肩をすくめた。


「そう、一度、オーディションを受けたのに顔を覚えて貰ってなかったのが……」

 ランは悲しげな顔で答えた。





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