第30話 チャラ男
「え~~? セクシークイーンのキララ姫乃じゃないですか~!」
面会室に入るなり、容疑者の
男は
茶髪でホストのようなチャラい男だ。
サッと警備員が、こちらを睨んだ。
オレひとり、苦笑し頭を下げた。
「初めまして、私、あなたの弁護を依頼されたキララ姫乃です!!」
「べ、弁護~~? あンたが~~!?」
このチャラ男の言う通りだ。姫乃が、弁護士だと言われて、ハイそうですかと、素直に納得できる人など皆無に等しい。
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