第3章 デート編
1話 休暇と予定決め
エピス達と対決が終わって入院の期間を足して約2ヶ月、学校の休み期間が来たので俺達は各自自分の家で休暇のはずだったのだが……
ザ「なんでお前達が居るんだよ……。しかも俺の家に」
ア「私は友達として……ですね」
ラ「妹として」
ワ「私は先生として」
ミ「じゃあ私は彼女として」
オ「居候」
ロ「私は妻として」
ヤ「間をとって愛人ですわ」
エ「夫婦として」
ザ「後半おかしいだろ!」
やれやれと頭を悩ませるモーリスとパッツァ。
ついに会長まで好きになられてしまうとはよも末かな。と思っているザタンにエピスはある提案をする。
エ「ねぇ、ついでなので皆で海いかない?」
ザ「何のついでなんだよ……」
ザタンはツッコムも皆はザタンとならと海に行きたいと言うのである。
ザ「……ってかさモーリスとかパッツァとかさ俺達と行っても意味ないだろ」
モ「そうでもないぞ?私は少なくとも君の強さに興味があるのだが……」
パ「ザタンとは関係なく海が僕を求めているのだ!」
「…………。」
皆がパッツァの中二病セリフに一端黙ってしまうがワリンが空気を変えようと口を開く。
ワ「とにかく、ザタンと存分にデートさせてくれるプランを考えてくれたわけだしエピスどういうプランにするわけ?」
エ「勝手に解釈をしてくれましたが違います。今回この企画をたててくれたのはこの方なのでこの方に聞いてみよう」
ザタンはある程度察しがついていたが、確認するとアーチが眼鏡をかけて立ち上がり変なポーズをバシッと決めていたので、間違いなくアーチのキャラが変わっていることを察した。
ア「フッフッフッ。ついに私の番が来ましたね」
ヤ「えっ?何ごとですのアーチさん?」
ラ「何か雰囲気が……」
ミッドストーカー被害事件の時にアーチのキャラ急変を見ていなかったヤルルとライナは困惑している。
ア「皆海に行きたいか~!?」
「…………。」
ア「コラ~!そこはオ~!って言うところでしょうが!」
ザ「アーチのそのキャラ久しぶりに見たよ……」
ア「今回、ただ海に行くだけじゃなくザタン君と距離をさらに縮めて、ザタン君といっぱいご奉仕する機会が私たちにはあるんです!」
ミ「そういうけどさ~。ザタンくんのファーストキス奪われたし私たちに希望なんて……」
ア「大丈夫です。私の情報によるとファーストキスした人は意中の人と別れやすい傾向があります!だから私たちにもチャンスは訪れるはずです!」
片手ガッツポーズを決めているアーチに対してやれやれと首をふるモーリス
「ウオオオオオ!!」
皆はテンションが上がる
ミ「つまり2回より3回、4回より5回すれば良いってことだね♪」
エ「なら私はもう一度キスを……」
「ダメ!」
皆に押さえ込まれる。
エ「止めるな!私はキスをするんだ!!」
ザ「はぁ~……。で?実際のところ海で何しに行くんだ?」
ア「それはザタンくんが皆さんに平等に愛を注ぎ込んでもらいます」
ワ「あっ、それ良いわね」
ロ「抜け駆け無しでダーリンに愛されるのか~。楽しみだな」
ザ「変なことにならないと良いがな……」
こうして皆で海に行くことになった。
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