第11話 後華宮職
紫鳳国の後宮は
その妃嬪の中でも
「…ということを知っていればある程度のことは対応できるでしょう」
凰琳は優しく答えた。
「なぜ妃嬪様の位階が異なるのです?」
「陛下のご寵愛の深さ、家格、御子がいらすか…などいくつかございます。一番大きな決め手は鳳城の縮図が後華宮と言われるように鳳城の権力を血縁が持っているかどうかでしょう」
そこで終業の鐘が鳴った。
「ここまでに致しましょう。わからないことはいつでもお聞きください」
こうして凰琳の講義は終わった。
夕日に照らされながら凰琳は自らが語っていた後華宮への門をくぐった。
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