Repl(a)y from K

風祭繍

潜在の友へ

 あなたのやり方を真似てみようと思いました。私も何らかの想いを残せるかもしれないので。もしかすると、それが誰かの助けとなるかもしれない。それを僅かな希望として書きます。



 まず、お前と出会った経緯を話そう。俺は生来読書が苦手だったんだ。色々と事情はあるのかもしれないし、無いのかもしれない。とにかく、ある人に俺は救われたわけだ。その人から強引に書物の世界へ引きずり込まれたわけだな。その際にお前と出会った。


 出会った、と言っても所謂完全版では無い。子供向けに一部を抜粋したりアレンジしたバージョンのものだ。それが俺には幸いだった。色々といい感じに読ませてもらった。こんな形での返答は、そちらにとっては甚だ迷惑かもしれない。だが、最近になって俺も動き出せるようになった。色々と書き表せるようにもなったんだ。どうにか現状を打破しようと必死なんだが、上手く行かないんだよ。


 そんなことを考えていたら、こんな形もいいんじゃないか、と思ったんだ。ちょうどいい具合に物語を欲している場があったので、それにも乗っかってみた。気の向くまま続けたいと思ってる。知っているかもしれないが、今現在の俺の世界には、お前の味方がとても多い。世界の半分以上が味方だと思う。だから、俺の側に何か問題があれば、この文書なんかは即座に消されるだろう。だからきっと問題ないよ。多分さ。


 さて、タイトルにあるKだけど、これを俺の名前と思って欲しい。もちろんお前が語り掛けていたものにちなんでのことなんだが、俺は●語は全然わからないんだ。(※昔に比べて●語はわかるようになった。まだまだだけど。)間違っている可能性もある。でも、このKというのを最近の俺の周辺でよく見かける感じなんだよ。とりあえずそれをあげてみようか。


 ●で一番売れた小説にはKという名で呼ばれる登場人物がいる。この人物は自殺してしまうので、あまりよくないかも知れないが、作品を仕上げた偉大な作家にはどこか親近感を感じるんだ。これも向こうにとっては迷惑だろうが。


 最近になって奇跡的に続編が上映された映画がある。その主人公がKと言った。


 ●で非常に人気のあるキャラクターがいる。その名前には今日この時の俺にいいインスピレーションをくれた。それも一つ。


 ちょっと強引だが、●の長寿映画シリーズがあり、そのアニメ版が最近公開された。その主人公と俺の本名に何かの繋がりを見た気がした。俺の本名の一部がKに置き換えられた気がした。当然推測だ。間違っている可能性の方が大きい。


 その他多数、と言ったところだな。


 まあ、それはさておき。お前も随分と本が好きなようだ。俺がお前の歳のころは、誕生日に本を貰ってもあんまり喜ばなかっただろうな。最も俺の時代には玩具やらゲーム機やらが溢れていたからそっちに目移りしていたんだろう。でも、今は本も好きになったんだよ。


 最近、スパイが活躍(でもない)する話を読んだんだ。こういうのも変だが、お前の祖国と俺の国が戦争で負けた後の話だよ。世界はまだまだ問題が山積みで、俺が生きてる今この時でも大変な状態なんだ。まあ、そんな風に思ったな。


 それと、スナイパーが主人公の話も読んでるんだ。こっちは胸が熱くなる展開が多い。同じ戦闘状態の世界を描いているのに、不思議なもんだな。その辺はまた書こうと思う。


 ありがとう。俺もいい友達になりたいよ。

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