銀河三国志1

村上俊介

地球暦2800年、銀河暦120年銀河は3つの連邦に別れ争いをくり広げていたのです、ペルセウス連邦、オリオン連邦、ユコリン連邦の3つの連邦である、元々はいずれも地球の移民の星だったのです。、

銀河三国志1


地球暦2800年、銀河暦120年銀河は3つの連邦に別れ争いをくり広げていたのです、ペルセウス連邦、オリオン連邦、ユコリン連邦の3つの連邦である、元々はいずれも地球の移民の星、

だつたのです、地球は2500年代になると石油、天然ガスが枯渇してしまい、太陽発電、水素電池などの発達によりエネルギーの供給は問題なくなったのですが、繊維、ブラスチック、

ゴム等、


生活の為の用品は石油から作られているため石油が枯渇すれば人類は生きていけなくなるのです、このため地球以外の星に資源を求めることとなり、科学技術の発展にともない宇宙船の、

製造技術も発達しワープ走行も可能となり2400年代には多くの星が開拓されて、地球に多くの資源をもたらす事になったのです、開拓民達は自治を認めるように地球連邦に要求したのだ、

が地球連邦はこれを認めず、


武力による押さえつけを強行した為、反乱があちこちで起こり、地球連邦軍ももはや押さえつける事が出来なくなり次々と独立してしまったのです、そして独立した星は近くの星と争いを、

繰り広げ地球暦2700年には力の強い星を中心とした連邦が出来たのです、地球は資源の供給をたたれ、殆んどの人類がいずれかの連邦へ移住して、辺境の星となり、地球連邦は消滅して、

しまつたのでした、


各連邦はこれをもって銀河暦としたのです、それから120年間各連邦との勢力争いが続いていたのです、星の開拓には莫大な費用がかかり、地球連邦は民間の開拓を推進したため当時の、

富豪がこぞって開拓したのです、必然的にその富豪が開拓した星の領主となったのです、このため3つの連邦はベルセウス連邦が帝政、オリオン連邦とユコリン連邦は王政となったの、

です、


ペルセウス連邦は150の星を傘下に置き人口は4500億人、軍隊の人数は1億2000万人で戦艦等の艦船数は3万5000隻を保有しており、連邦最大の規模ほ誇っていたのです、オリオン連邦は、

100の星を傘下に置き人口は2500億人、軍隊の人数は1億人で戦艦等の艦船数は2万5000隻を保有しており、連邦第二の規模であり、ユコリン連邦は50の星を傘下に置き人口は1500億人、

軍隊の人数は6000万人で戦艦等の艦船数は1万2000隻を保有しており、銀河連邦では一番小さかったのです、


ユコリン連邦が生き残ったのは資源の産出量が一番多く、歴代のユコリン王が戦略にたけており他の連邦の侵略を許さなかったからである、しかし今のユコリン王には跡継ぎの男がなく、

今年24になる娘が一人いるだけであり、女王制にするしかない状況であり、他の連邦が侵略の機会をうかがっていたのです、ユメ王女の回りには4人の男と一人の女が警護役として使え、

ており、


いずれもユコリン連邦軍仕官学校の出身であり、ユキムラ大尉、ケイジ中尉、ヨシヒサ中尉、ムネハル中尉、ナオ中尉であり、ユメ王女も士官学校の出身で階級は少佐であり、第一機動、

部隊の司令官なのです、旗艦は戦艦ナニワであり、戦艦400隻、巡洋艦600隻、駆逐艦3000隻、攻撃機6000機を保有する、ユメ少佐が司令官になってから8回の出撃で一度も敗れた事は、

なく、


さすがはユコリン王の血筋だと連邦国民には絶対の人気があったのです、ユコリン連邦の首都であるイーグル星から半径1000光年がユコリン連邦の傘下にあり、この中には無数の星が、

あり、補給基地や偵察基地が設置されていたのです、ベルセウス連邦の首都タイタン星までは3000光年、オリオン連邦の首都アキレス星までは2000光年ありいずれの連邦とも国境を接、

しているのです、


ユコリン連邦は地球のアジアにあったジパングの富豪であったユコリン王の祖先が開拓した為、アジア系が多く当時使われていたジパング名が結構多いのです、勿論いろんな国から、

移民しているので言語は多数にわたるが、公用語はシパング語であったのです、


ユキムラ大尉は戦術、ケイジ中尉は戦艦、ヨシヒサ中尉は巡洋艦、ムネハル中尉は駆逐艦、ナオ中尉は偵察の司令である、ナオ中尉はワープの為の座標を計算し艦隊をワープして、

移動させる役目であるが、宇宙には色々な危険があり、ワープ先が流星郡、ブラックホール、敵の領域の場合は壊滅的なダメージをうけるので特に重要に任務であったのです、


イーグル星から900光年あるシリウス星からオリオン連邦の艦隊が空域に侵入したとの連絡があり、第一機動艦隊に出撃命令が下ったのです、シリウス星はシリコン鉱石が豊富で、

シリコンは電子部品にはかかせない材料である、この資源を狙って度々ペルセウス連邦とオリオン連邦が侵攻しており、そのたび事に撃退していたのです、ここを敵に占領されれ、

ばユコリン連邦の経済に大きなダメージを与えるので、


精鋭である第一機動艦隊に出撃命令が下ったのです、ユコリン王はユメ王女はこの連邦の跡継ぎであり、軍人を退官して文官になるよう説得しているのですが、敵の侵攻を許せば、

ユコリン連邦は滅びるので文官になっても意味がないと拒否し続けていたのです、ユコリン王も何回も第一機動艦隊に連邦が危機を救われているので強制できなかったのです、


銀河暦120年11月艦隊はシリウスに侵入したオリオン艦隊を撃滅すべくイーグル星を出撃したのです、現場は900光年あるのでワープを5回行う必要があります、一回のワープでは、

約200光年しか出来ないのです、ワープのエネギー充填に3時間は要するので、約一日はかかります、シリウスは強固な防衛基地になっているで2~3日は持ちこたえられるのです、

がそれ以上は無理なのです、


ユメ司令官がナオ中尉に一回目のワープを行うので、座標を計算するように指示しエネルギーの充填を開始したのです、ユキムラ大尉に敵の侵入経路と迎撃戦術を聞くと敵の艦船は、

大小入れて4000隻と思われます、わが機動部隊とほぼおなじです、敵はわれわれが迎撃に向うのを予測して艦隊から1500隻程度をシリウス星のこの当たりで待ち伏せ、我々が攻撃、

を開始した時、


背後から残りの25000隻が襲いかかり、挟み撃ちにするはずです、そこでこの流星郡の真後ろにワープしワープが完了したら500隻ほどを迂回させ、敵本体の後ろに回ります、敵の待、

ち伏せ部隊を同数の1000隻で攻撃すれば、本体が駆けつけようとします、迂回した500隻が後ろから一斉に攻撃すれば、1000隻を攻撃しているのはオトリだと思い、一斉に背後の敵、

に向うはずです、


そこで背後の500隻は高速で現場を離脱するのです、敵は撃滅しょうとやみくもに突進するはずです、そこで帰って来れない距離に離れたとき残りの2500隻が流星郡から出て一斉に、

攻撃すれば1500対3500ですからあつという間に壊滅できます、敵が気がついて戻ってくれば正面攻撃するのです、こんどは3500対2000ですからかなわないと思い撤退するはずです、

と戦術を話すと、


ユメ司令官は見事な戦術だ、それでいこう、ナオ中尉座標点はと聞く56843ですというので、エネルギーの充填完了しましたと機関室から報告があり、ワープ座標56843ワープ開始、

と命令したのです、


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