第17話 浮気なんかしないけど
脳科学が好きである。
きっかけはさんまちゃんの『ホンマでっかTV』なのだが、あるときブックオフで『脳には妙なクセがある』という本を見つけ、何げなくぺらぺらめくって「よし、買おう」と決め、しっかり読んだのだ。
図書館大好きな私。本を買うことはめったにない。決め手は前書きにあった。
「この本の大半はぶっちゃけどうでもいい雑学です。でも11章と22章と26章は大事なとこなので、急いでる人はここだけどうぞ」(※意訳)
なんて正直な作者なんだ! よし買おう!
脳科学は面白い。子どものころから教え込まれた道徳や良識はいったんわきへおいといて、「研究の結果人間の脳みそはこのように反応します」と淡白に提示される。
たとえば、
人間の行動はルーチンワークに従っていて、もはや自分の頭で考えていないとか、
人間は差別をやめられないとか、
自分で思っているほど本当は優しくないとか。
意地悪で言っているわけじゃないけれど、科学的に調べたらそうなっちゃいました、という感情の入らない分析データが大好きなんです。もしかしたらファンタジーではなく、SFが向いているのかもしれない……。
見た目でわかる脳のちがいもある。ご存知の人もいるだろう、自分の手を見てみてほしい。人差し指と薬指、どっちが長いか? というアレ。
薬指が長い人は、お母さんのお腹の中にいるときに「男になれ〜」という信号を出すテストステロン値が高かったので、男性的な脳を持っている。男性ホルモンが多いので、ガツガツ仕事して浮気性、という生物学的に「強い男!」なのである。
ほんまかいな。
ちなみに私も薬指のほうが長い。
女で薬指が長い人は、同性愛者の傾向が強いと知られているそうだ。
なるほどねー。
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