第2話:エントリーシート
人のメンバーで旅に出かけた、道のりは3日を予定していた。
馬を使うと道のりが不便になるので徒歩で移動することになる。
装備品も疲労を考えて最小限にした。
予定通り食料と装備品を消耗して西の国に到着した。
あまりに荷物が少なくて不思議な顔をされてしまったが、ちょうど補給のために入国したいと説明すると入国審査も問題なく通過できた。
・・・平和な国のようだった。
街に入るとイベントの募集がかかっていた。
「東の国を攻めるために兵を募集」
実力テストの大会を行ってインペリアルガードのランクを決める
・・・だそうだ。
まあ、このイベントに参加しろとの依頼なので申し込みを行った。
パーティーのエントリーシートを渡されて参加人数、ジョブ、スキル、装備を記載するものだった。
シートを受付に渡すと
受付「・・・これで本当に出場するんですか?」
女性「はい、そのつもりですが。」
受付「目を通した限りあなた方のパーティーが・・・データ上では最弱ですが・・・」
女性「・・・そうですか、まあ、そうかもしれませんね。」
受付「まあ、かまいませんが、注意事項の殺人行為にあたる武器と魔法の使用は禁止されています。」
女性「はい承知しております。」
受付「剣と槍、斧などの武器は刃のない物をお渡しします。魔法、召喚魔法も命にかかわるクラスはフィールドに結界が張られているので機能しなくなります。銃、爆弾の火薬類の使用は禁止です。」
女性「わかりました。」
受付「それでは、受理しましたので、案内の者に従ってください。」
女性「街で装備品を追加した場合は申請は必要ですか?」
受付「ジョブに変更なければ必要はありません。格闘家が1人、魔導士が2人と精霊使いが1人ですから、武器は規定されません」
女性「では、失礼します。」
イベントは2日後からトーナメント戦で1日1試合。勝ち進むことができれば7日目に決勝で現在最強のインペリアルガードとあたることになる。
ひとまず宿にはいり旅の疲れを取るのと装備品をそろえて準備を整えでイベントに備える。
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