第22話小西 由佳子2-3

「まさか高谷さん、田中さんが気になってるんじゃないよね?

だって私が居るし・・・・」


「あぁ・・・・その事なんだけど・・・・」


何、この雰囲気。



「だって私結構高谷さんにプレゼントしたし、こんな関係になってるのに・・・」



「やっぱりさ、由佳子って結婚して子供居るじゃん。

俺も結婚を真剣に考えたし・・・」


「でも!私・・・旦那と離婚する事だって出来るよっ!!

離婚届だってすぐに取りに行けるからっ!」


「でも子供2人居るじゃん。

バツ有りで子持ちの2人で年上ってやっぱりきついよ。

俺だってまだ20代だし、出来ればお互い初婚の方が良いし・・・・」



嘘・・・・・何これ・・・・・。

なんでこうなるの?



「でもまだ田中さんとどうなるか先の事なんてわかんないよね。

それでも私は高谷さんの事が大好きだから、関係は続けたいな。

まだまだ高谷さんに渡したいプレゼントも沢山あるし」



そう言うと、露骨にニッコリ笑いだした。


「俺も由佳子の事は誰よりも一番好きだよ」


嘘つけ。

どうせ身体とプレゼントが目的だろ。



この関係が今、壊れかけている。

誰のせい?・・・・・・・・全部あのクソ女のせい。

アイツを早急になんとかしないと、この私が捨てられる。

私の事を捨てるなんて許せない。

都合よく振り回して捨てるのはこの私だ。

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