「違うのはお兄ちゃんの方！

奈々葉は間違えてない！」

「いや、奈々葉が間違えてる！」

お互い譲らない。

私は聞き間違えてないから、確実にお兄ちゃんが間違えてる。

「明日さっちゃんに聞いてみるよ！

絶対に一緒に出かけてないって言うから！」

「じゃあ俺も明日学校に行って先生に聞いてみるからなっ！

先生の言う事は嘘つかないんだぞっ！」

明日お互いがそれぞれ聞いてみるという事で、口喧嘩は終了。

翌日、起きた直後もお兄ちゃんとは口をきかず、朝ごはんを食べると急いで準備を始める。

「あら、今日は準備出来るの早いじゃん。

いつもこの位出来てくれたら良いんだけど」

ママも褒めてくれた。

今日準備が進んだのには理由がある。

それは・・・・。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい