第7話小西 由佳子1-7
「今日の晩ご飯もお惣菜ー?」
スーパーで買ってきた惣菜を皿に盛りなおす。
「何か文句ある?お母さんはね!忙しいの!
家の事やって仕事もしなくちゃいけないんだから!
あ、そうそう。
ママはこれから懇談会で学校に行かなくちゃいけないから、お兄ちゃんの言うこと聞いてお利口さんに留守番してるんだよ!わかった?」
晩ご飯をテーブルに並べると、シャワーを浴びた。
どの洋服を着ていこうかな~。
・・・・なんて考えていると、
「奈々葉から聞いたけど、お母さんこれからどこかの出かけるの?」
扉の向こうから息子の声が聞こえてきた。
あぁこっちには言ってなかったんだっけ?
「うん、そう。
これからさよちゃんママと久しぶりに晩ご飯食べてくるから、奈々葉と一緒に留守番してて」
「お父さんはいつ帰ってくるの?」
「今日パパは残業で12時過ぎるから。
まぁ~・・・・私もそんなに遅くならないとは思うんだけど、10時過ぎたら奈々葉寝かせておいてね」
浴室を出ると時計を気にしつつ、髪の毛を乾かす。
今からメイクして髪の毛セットして着替えて・・・・・あーーーーー時間がない!
「あのさ・・・・お母さん・・・・」
「もーうるさいな!あっち行っててよっ!」
息子を追い出すと扉を閉めた。
待ち合わせの時間まで後10分?
マジ・・・やばっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます