第2話小西 由佳子1-2
今週末はバレンタインデーだ。
娘が友達にあげる 友チョコ を買う為、一緒にスーパーまでやってきた。
「早く選びなさいよ!
家帰って晩ご飯作らなくちゃいけないんだからっ!」
どれにしようか迷っている娘を怒鳴りつける。
チョコね~・・・・。
旦那にはあげなくていっか。
もうそんな関係でもないし。
あ、でも息子にはあげようかな。
息子は可愛くて仕方ない。
娘には・・・・・コイツは女だからあげなくていっか。
息子にあげる分のチョコを1つ手にとった。
んー・・・・・・・、もう1つだけ。
息子にあげる分とは別に、もう1つチョコを手に取る。
これはね。
別に・・・・あれよ。
子供の世界にだって友チョコがあるなら、大人の世界にも ソレ があっても良いじゃない?
そう!そんな感じ。
別に下心もセコイ感情も何もないし!
チョコを2つ取ると娘の目を盗み会計をする。
店員から包装されたチョコを受け取ると、まだ選び続けている娘に怒鳴りつける。
「早くチョコ選びなさい!安いのだからね!
子供同士で高いチョコなんてあげる必要はないからっ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます