第114話
「え?」
ボクが戸惑っていると、杏樹が
腰に手を回してきた。
「さぁ、早く!」
強引に誘われた。
「待ちなさいよ!杏樹!!」
榊花梨が、ボクのもう片方の
腕を引っ張った。
「何、なに?」
チャラ男が花梨につられ、
着いてきた。
「あんたは、邪魔よ!」
杏樹が、チャラ男を睨んだ。
「良いだろ~!オレもハブに
すンなよ~!!」
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