建物

ピサに着いた時には夜になっていた。


グーシーとアレンシアはおばけが出てきそうな古い建物の中で寝ることにした


建物の中に入るとマイル国内でも聞いたことのある最新曲が聞こえてきた


「誰かいるのか?」

グーシーは左手に拳銃を構えた


返事は聞こえてこない


「誰かがCDかけたまま出かけたんじゃないの?」

アレンシアは緊張感のない声で言った


「一応心配だから中を確認してくる。アレンシアはここで待機してろ」

グーシーはアレンシアにナイフを渡してから建物の内部に入っていった

アレンシアは一人、ナイフを持って地べたに座った

「お姉ちゃん早く帰ってこないかなぁ…」

暗闇の中眠気が増してきているアレンシアと緊張感のはしるグーシー。


同じ建物内でも二人は全く違う緊張感を持っていた。




建物奥部ではCDを楽しそうに聞いている新人類が一人


グーシーの迎えを楽しみに待っていた

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