国王なんだけど！

戦場なんだけど！

マーガレット国に着くとスグにマーガレット国王の部下であるエリアがやって来た

「はじめましてグーシー軍隊長… あれ！？アレンシアさんどうして一緒に来られているのですか！！？」

エリアは動揺していた。

その姿を見ながらグーシーは

「今回の副隊長のアレンシアだ。二人で今回の新人類戦争を勝利へ導く。よろしく頼む」

グーシーは真面目な表情でエリアに言った

「まさか、次期国王候補二人が軍隊長として来るとは想像していませんでした」

エリアは声を震わせながら言った

アレンシアはグーシーの後ろでエリアの表情を見つめていた。

グーシーとアレンシアはエリアの指示の元、戦場アルクレアに向かった。

アルクレアでは爆発音や銃声など様々な音が聞こえていた

その音を聞きながらグーシーは

「ここが戦場かぁ」と緊張感なしのコメントを残した

「なんか凄い！」

アレンシアも爆発音に興奮していた

現地に着いたアレンシアとグーシーはマーガレット国の真っ赤の軍服に着替えた

そして着替えた瞬間から軍隊長と副隊長としての仕事を任されることになった

軍隊長のグーシーは戦場から少し離れた民家が集まる集落に向かった。

集落ではマーガレット国民が大勢避難していた

マーガレット国民は真っ赤の軍服のグーシーとアレンシアを見ると

「軍隊さん！ご飯をお恵み下さい！」

「我が子にミルクを下さい」

など多くの国民が助けを求めてきた

グーシーは軍服の胸ポケットからマーガレット国製の銃を出すと無差別に国民を殺していった

「死にたい奴は前に出てこい」グーシーは死んだ目をしながら言った

国民は一斉に物陰や遠くに逃げ始めた

それを後ろから見ていたアレンシアは

「なんで味方の国民を殺すの？」

と聞いてきた

グーシーはアレンシアの目を見ながら言った

「マーガレット国の国民だろ？マイル国からしたら敵国だ」

グーシーはニヤついた顔で付近の家を銃で撃った。

アレンシアはグーシーの姿を少し尊敬し始めた

「そっか、マイル国民にとっては全員敵か… 」

アレンシアもグーシーに教えてもらいながら銃でマーガレット国民を撃ち殺し始めた