第3話メンバー募集に魔法使いを!
ペタッとパーティーメンバー募集の紙を貼った。あとは待つだけだ。…くるよね?今頃になって俺のヘタレ精神が発動した。俺は机に腰を掛け異世界のサイダーもどきを飲んだ。サイダーじゃなくてこっちではしゅわしゅわと呼ぶそうだ。まあしゅわしゅわっちゃしゅわしゅわだが…まあ、気にしないことにした。
さて、俺は石版の上にギルドカードを置く。ステータスを更新しておこう。
…カードは光るとやがて光が止まる。
藤川カケル
フリーマスター
無属性を含めた全属性
レベル 2(1↑)
HP 20(2↑)
攻撃力 10(2↑)
防御力 8(1↑)
スピード 13(3↑)
魔力 14(4↑)
剣力 9(1↑)
知能 23 (3↑)
スキル
なし
覚えられるスキル
フレイムブレスLv1
フレイムブレス?フレイムブレスってあのカピパラ先輩が使ってたやつか?なんで覚えられるスキルに?そもそもスキルってどうやって覚えるんだろう。
「すいませーん?」
「ん?な、なにかご用ですか?」
目の前に現れた少女にそう答えるとびっくりした顔をしてジト目で見つめてくる。あーそうだった!パーティーメンバー募集してるんだった。
「すいません。こちらにどうぞ。」
そうゆうと静かに座る。今目の前にいる少女は小柄で長い
「あの〜。あなた冒険者ですか?」
「失礼ですよ!!」
少女はそうゆうとギルドカードをこちらに見せてきた。一応俺のも渡す。
アリス
職業 ドラゴウィザード
火・水・風・闇
レベル 5
HP 39
攻撃力 23
防御力 26
スピード 30
魔力 50
剣力 20
知能 35
スキル
インパクト系魔法威力上昇Lv2
覚えられるスキル
なし
こんな感じだった。正直メンバーに入れない理由がない。ただし相手が今俺のギルドカードを見てどう思うか…。
「あなたが入ってくれるなら問題ないんだけど———どう?」
反応はなく無言でカードを見つめている。やっぱダメか〜と思っていると
「是非!!メンバーに私を加えて下さい!!」
きゅうに迫られてきた。つーか
「近い近い!!離れて!!一回離れて!!落ち着こう?ね?」
「私!初めてフリーマスターの人を見ました!!私!!是非メンバーに入れさせて下さい!お願いします!!」
「わかった!わかったから落ち着こう?!ね?本当に!!」
—— 数分後 ——
「すみません。取り乱しました。」
「いやいや、大丈夫だ。」
根はいい子なのかもしれない。
「それで、メンバーの件ですが、是非私はあなたのメンバーに入れて欲しいのですが…」
「いや、こちらも入ってくれると助かるよ!!」
「じゃあ、これからよろしくお願いします!!!」
「こちらこそよろしく、アリス」
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