第3話偽り
周りは仮面ばかり
そして、心が子どもばかり
その中を私は走り始めた
そう、私は仮面のない
友を…
彼を…
探すため見つけるため…
見つけてもらうため…
なんてわがままなんだ
どれだけ、どれだけ!
自分というものしか見てないんだ!
私の心はズタズタだ
もう疲れたよ…
そんな私に救いの声が聴こえた
聴こえてきた
声がとても好きだ
声という音は、人の顔と同じだ
私は顔が嫌いだ
何もかも自分勝手に語っている
しかし、声は、音は、
自分の心、私の心に
ナニかを与えてくれた
その音の持ち主に私は返したい
どの世界にも
どんな場所にも昔からある
この心のあたたかさを
それを知ったからこそ
私は 、私は、私は歌う!
私に出来ることは少ない
けれども、私が私自身でナニか表現したい
どんな状況に陥っても私は言うよ
仮面だけが世界の全てではないんだ!
そう知ったんだ
あたたかさくれた君に
私からの送りもの
ハート 暁 望月 @yakumoyui
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