駄文2018/01/29

・押してダメなら他所で押す


思うところあって、毎日のブレストの前に、公開を前提としないブレストを5分×10回実施してみた。人目に触れないということであればいくらでも書くことはあるようで、余分に1回多くやってしまったくらいだったので、「書く事が無いということは、書くべきでは無いことが増えている状態」という持論が、より強固なものになったような気がする。



ずっとものを考え続けてはいて、そのほとんどが人と共有しがたい話題である上に、公開するべきでもないと判断される内容も含まれているので、どんどん何も言えなくなっていたが、なんのことはない、自分のためだけに吐き出しておけばいいのだ。



それができなくなったら、そういうことをやめるか、ペースを落とせばいい。何かを言わずにいられないというのはあまり健全な状態とは言えないので、何も言わなくてもいいという、満ち足りた状態を維持できるようになるのであれば、それはこういったブレストの目的のうちの、大きな一つが達成されたことになる。



命尽きるまで駄文を毎日作り続けるということも詩的ではあるけれど、ちょっとそういうストイックな態度を取り続ける自信がないので、100回を目処にそれから先はどうするかということを判断したい。その頃には、もっと優先順位の高い作業が生じたので終了しますというのが理想だけど、今の所そういった見通しも立っていない。



・だいたい型は作れた


あとは細かいことだけれど、PCに向かっているときに肘を卓に置く事ができないと、すぐに肩こりと腰痛が発生するということが分かった。いくら姿勢を良くしていても体の重さを分散しないと、長時間の作業は難しい。



夕方には炭酸飲料かコーヒーをあおって、進捗を落とさないようにする。SNSもあくまで発信のツールとしてのみ使って、眺めない。あとは時間の許す限り日課にあたるということで、そうこうしているうちに、今月も終わろうとしている。



職場が変わって1ヶ月、分かった事は、最大のネックが自分自身であるにせよ、やはり環境の影響は大きいということだった。数ヶ月前には信じられないような進捗があるし、何より精神衛生が飛躍的に向上した。



来月からは、もう少し外部へ目を向けた活動ができればと思う。公募だとか企画にも参加できるようになればいい。作品を通じてであれば他者との連絡が可能かもしれない。



・正射おおむね必中


朝も夜も、もともと活動が可能な時間というのが、人一倍限られているのではないかという気がしてきた。作業を前倒しにして中だるみするくらいなら、短めに見積もった時間割の中で密度濃くやったほうがいい。十分に寝たいし何もしなくていい時間がもっと欲しい。それでいて進捗を高める、ということが、やり方によっては可能かもしれないということでもある。



具体的には出勤の8時半から16時半までをデスクワークにあてて、あとは夕食後に楽器を触って日課は終わり、ということにしないと、アクシデントや体調不良に対応できない。来週は遠征もするので、そういった特殊なスケジュールの時には、余計に時間が限られてくるだろう。



さいわい、PCとホワイトボードがあれば最低限のことはできるので、そこだけは死守して、あとはもっとできる事を増やせたり、増やせなかったりする日々が続くのだと思う。この議論は、自分の技術については度外視しているので、実際に出てきたものは物悲しくなるくらい不出来なことがあるけれど、それでも一日の過ごし方を自分の理想に近づけていくということをもっとやっていきたい。



何かで聞いたことのある、弓道の考え方に通じるのかもしれない。的に矢を当てようとするのではなくて、正しい姿勢、正しい力、正しいタイミングが合えば、自然と矢は的の真ん中へ行く。そういう何かを自分も信じていて、数値目標よりも一日をどう過ごすか、を考えたがっている傾向がある。綺麗事かもしれないけれど、それでも何もしないよりはマシなので、それで何か問題が生じたら、次のステップだと思って悩み苦しむので良いと思う。



・ご趣味はなんですか


その考え方の延長になるのか分からないけれど、何事かを毎日継続すること自体には、あまり価値がないように思われる。「継続は力なり」とはいうけれど、実のところは「継続のためには力が必要なり」であって、価値が生じるとしたらその「力」においてであるようだ。継続はあくまで副産物であって、力そのものがあるかについて、継続は必要条件ではない。日記から始まっていくつかのことを継続してきたけれど、継続が人生を救うということも言えないし、もっと言えばその「力」に価値があるとも限らない。



だから、ただ単に「継続したいので継続する」ということになる。そういう趣味を持っているというだけで、見返りはあればもちろん嬉しいけれど、そういうことを期待していると、次第につらくなってきてしまう。技術はいくら向上しても不十分(技術だけでは不十分ということでもある)だし、継続したからといって向上する程度の技術というのも、正直言ってたかが知れている。そこから先は継続ではなく、技術の向上が趣味でなければ突入できない世界がある。「技術を向上させたいので技術を向上する」ということになる。



嘆かわしいことに、自分はまだ技術の向上を趣味として見出せていない。いずれ行き詰まるのか、それとも既に行き詰まっているのかもしれないが、ただそれが継続の快楽を断つ理由にもなりえないので、もうしばらくは頼まれもしないことを延々とやってニコニコしていたい。

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