駄文2018/01/14

・落ち着いてきた


レシート入力作業もようやく目処が立ちはじめたので、そろそろ通常運行に戻ろうと思う。今回の作業で強く思ったことは、打ち込みの作業をするようなエネルギーを、自分のやりたいこと、つまり何種類かの創作活動に向けることができるはずだ、ということだった。



しかし、自分で何かを作るというのは、画面に表示されたものをそのまま入力するのとは勝手が違う。結局は自らの内に蓄積されたものを外に出すだけだとしても、そのためには自分でも意識できないような細かさで、何度も色んな種類の取捨選択をし続けなければいけない。ただ、そこに楽しみがあるということも、事実ではある。



・分かってても出来なかったこと


とりあえず今まで閃いたアイデアは、たいていEvernoteに放り込んであるので「アイデア」で検索すれば出てくる。問題は、それらを作品に活かすことができる力が、まったく無いことである。



どんなに素晴らしいアイデアも、次の瞬間には、どうせ自分には実現できないのだろうな。という気持ちにさせられる。アイデアが自分を通り抜ける風のようなものだとすると、それがつっかえてしまい世の中に出ていかないようなイメージがある。



すると、現段階で必要なことは、その「風通し」を良くする力を身につけることである。そのためにどのような習慣が必要かを考えると、今までハウツー本などの見聞きしたものから、以下のように列挙できる。



①自分が好きな作品に臨んで、それを模写したり、書き写したりもする


②その日その場で完結する小作品を大量に作る


③必要な技術をいくつかに分解し、1種類ずつ繰り返す(素振りのようなイメージ)



これらを大した規模でなくても毎日実践することで、胸を張って「これが私の能力です」と言える程度まで身につけることができれば良さそうだ。



しかし、そんなことはもう学生の頃からうっすら分かっていたわけで、それでもいい歳になるまで実践出来なかったのが、どうしてこれから出来るようになると言えるのか。



・出来ないのが普通というか


言える。今なら分かることなのだけれど、習慣付けそのものを身につけるためには、ある種の認識が、前もって備わる必要があったのだ。それが若い頃には無くて、それから手痛い失敗と後悔を延々繰り返して、最近ようやくそれを理解できたのだった。



それは「習慣付けはことごとく失敗する」という認識である。どんな目標も、決意も、理想も、自分の場合は長続きすることが無く、あってもほんの一握りであるという認識がなければ、5の習慣に100のエネルギーを向けようとは思えないし、数回失敗してしまえば、すぐ挫けてしまう。



要は・・・もうこんなに(あるいは人生を丸ごと)失敗したのだから、これくらいのことが身についてもいいだろうという諦念に近い感覚である。現に誰にも頼まれていないことを、1ヶ月以上、ものによっては数年以上続けられるようにはなったのだから、ここからもう少しギアを上げていければ何か面白いことになるのではないか。もう面白がることくらいしか、できそうにないということでもあるけれど。



・極めて無謀


ともかく、ここから一日単位でどう習慣を調整していくかが問題になる。外的要因も大いに関わってくるということは、その50%は、自分のコントロールできない領域であると諦めたほうがいい。具体的には、日課は半日程度で終わる程度にとどめて、残りは自由時間にしておくということだ。



ということで、最優先で毎日やる「日課」とは別の、時間があれば必ずやるという「準日課」を設けて、上記の①〜③を消化していくことにした。もちろん、最初からうまくいくはずが無いので、失敗についてはつまびらかに公開して、対策への動機付けを行う。



実際に現在の日課とともに、準日課の候補を以下に並べてみる。



【日課】


日記

スケッチ1点

ブレスト2000字

Evernoteメモ整理

読書

※それぞれ調子が良ければ30分前後で終わるけれど、今の所、午前中はこれで精一杯。


【準日課(候補含む)】


本の書き写し

本の内容打ち込み

本の対訳書き写し

語学学習(アプリ使用)

steamで英語のゲームをする

イラストラフ作り

イラスト作成

イラスト模写

デッサン模写

ペン画練習

デジタル画練習

マンガ投稿

twitter詩句収集

tumblr詩句画像収集

音感トレーニング(tonedear.com)

楽器8種基礎練習

好きな曲の採音(採譜はまだ無理)

小品録音(曲・歌)

Unity(2D)のチュートリアル消化

Microsoft Accessの勉強


・・・乾いた笑いが出てしまう。一つあたり30分だとしても8時間以上になるので、全部やろうとすると完全にオーバーワークであることが分かる。種類ごと曜日に分けるということも考えたことがあったが、これは予定が入るとすぐに破綻するので長続きしなかった気がする。



しかし、しつこいかもしれないけど、今回のレシート打ち込み作業で「こんなことをするくらいならやりたいこと全部やってたほうがマシ」と心の底から思ったのだった。その気持ちを明日から自分自身にぶつけて、挫けたらすぐサボって、またショックな事が起きて、それでやる気を奮い起こして、そういうことを繰り返すしかない。



何をしても意味がないのであれば、一人でやる限りは何をしたっていいのだ。やりたいことが一つもなくても、やっても苦ではないことならばいくつかあるのだから、それをやって過ごせればそのうち、花でも咲くか、苔でも生えてくるだろう。

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