死人花への応援コメント
お薦めを教えて頂いて、ありがとうございますm(_ _)m
早速読ませて頂きました。
あのお客様が座っていた石って……💧
想像すると怖いですねえ。
彼岸花をモチーフにした作品は私も書いてみたいと、思っていましたが💧
こんなに見事な和風ホラーとして書かれているなんて……! 素晴らしいです!!
お薦め頂いた通り、暫くは、毒のあるお花のシリーズを読ませて頂きます。
作者からの返信
こちらこそ、ご高覧してくださってありがとうございます!
この話は、少し実家から離れていた時、私があまりにもアレなので親が「この金でオシャレしろよ」と送ってきたお金で、一秒の迷いもなく買った「人肉食の精神史」という本から得たインスピレーションを元に、深夜のテンションでエイヤッと書いたお話です。この本の、江戸時代の大飢饉の際、仕方なく食べていた死体すら少なくなったから、ある村人が別の村人の所に死体の前借に来た(その家の人間がもうすぐ死にそうだと聞いたから、死んだら肉を分けてくれ。自分のとこももうすぐ爺さんが死にそうだから、爺さんが死んだらその肉をあげるから、と頼みに来た)という逸話がとても胸に残ったので……。
どんなことをしてでも生き延びた人間がいたからこそ、今の私たちの存在がある。だけど歴史上頻繁に起きた困難を生き延びられなかった側の悔しさや無念さ――つまり怨念を、彼岸花の紅で彩って生々しくも美しく描く、を念頭に書いたこの話。森園さんのお心を少しでも揺さぶれたのなら嬉しいです!!
死人花への応援コメント
彼岸花の紅って、独特な色をしていますよね。鮮やかで本当に血を吸ったような色ですよね。。
語り口調が恐怖を誘いました。
面白かったです!
作者からの返信
雹月あさみさん! ご高覧&コメントありがとうございます("⌒∇⌒") さらには☆とレビューまで……。これでもう来年はいい年になること間違いなしです!!!
彼岸花が好きだから書いたこの話、蓋を開ければなぜだかどろんどろんのぬったぬたのホラーになっていたのですが……「好き」が暴走した結果を見守って下さる皆さまにいつも励まされています。
語り口調は「女とも男とも、若者とも年配ともとれる」をぼんやり意識しています。雹月さまの脳内に浮かんだ案内人こそ、雹月さまの恐怖が具現化した存在なのかも……。
死人花への応援コメント
遠目だと、まるで血の海のようですよね。そんなことをサラッと言ってしまう案内人さんにもゾクッとしました。
その血は少女だけでなく、村全員の血かもしれない。そう思ってしまいました
作者からの返信
星うとかさん、ご高覧&コメントありがとうございます( ;∀;)とってもうれしいです!!
そうですね。この案内人さん、結構凄いことをさらっと、何でもないことのように言っちゃいますね! 行き過ぎたおもてなしの心もまた、恐怖なりけり。
彼岸花が啜った、今でも啜っているものは何か、についても実はぼんやり考えています。
少女の血も、村人の血も、時がたてば薄れてしまう。あるいは、薄れてしまうのでは、村の唯一の取り柄が亡くなってしまうのでは、と村人たちは怯える。
だから年に一人ぐらいのペースで、訪れた観光客か村人の誰かを生贄にしてたり。失踪したお客の消息は村ぐるみでもみ消してたり、なんて。いやまさかそんなことは流石に……けっこうありえますよね!?
死人花への応援コメント
わぁ……凄いです。文章を読むごとに、辺り一面、真っ赤に染まっていくような気がしました。残酷で怖い話だけど、とっても綺麗。好きです。
作者からの返信
私が大好きな、彼岸花の色をその名に背おう御方……紅蛇さん! ご高覧とコメント、そしてレビューをありがとうございます!
この話はフィックションだけどフィックションではない、この話と近い出来事はいつかの日本で実際に、それも何度もあっただろう……。と、読者さまに意識していただけたらと考えながら構想しました。自分では、ちょっと残酷に偏りすぎたかもしれないけど、そこがリアルだから……と思っていたのです。でも、綺麗とのお褒めの言葉を頂き胸が熱くなっております。
自分が好きなものを題材にしたのに、なぜだか陰惨な話になってしまったのですが……楽しんでいただけて本当に良かった!!
死人花への応援コメント
腰掛けた石はもしや……なんて、いくらでも深読みができる謎めいた雰囲気が素敵でした。
作者からの返信
もしや……もしや、いやまさか……そんなことは……もしかしたらありえるかもしれません。あの石もまた、歴史に呑みこまれた過去の記録を見届けた物言わぬ証人だったのかも……。
いくらでも深読みができる……ああ、なんて光栄な言葉を頂いてしまったのでしょう。
死人花はある名著から得たインスピレーションと、彼岸花って素敵だよね、という気持ちが練り合わされたお話なのですが……源泉が名著だから、謎めいた雰囲気が出たのでしょうか? それとも、彼岸花の謎めいた艶っぽさ故?
何はともあれ、私が大好きな本や大好きな花の魅力を、ほんのちょっとでも千鳥さまにお伝えできたのならうれしいです。
いつとも知れぬ日本の歴史で、起こっていたかもしれない昔話をご高覧していただきありがとうございます!
死人花への応援コメント
不吉な語り口調で物語が始まり、彼岸花の伝承が語られる。なんとなく、最後はああなるんだろうなと予想はしてたんですが、表現とか言葉選びに思わず背筋が凍りました。お見事です。
彼岸花を見て、私も色々物語を考えるのですが、これを読んでしまったらこれから彼岸花を見るときはこの少女の話を思い出しそうです。
作者からの返信
聖願心理さん、ご高覧とコメント、お星さまをありがとうございます!!!
このお話は、「人肉食の精神史」という本(名著です)を読んで受けたインスピレーションを深夜のテンションが赴くままに綴っていった話です。ひたすら熱情が赴くままに紡いだ本作は、もちろん私が考えた物語です。でも、歴史を紐解けばこの話の少女のような末路を辿った者や、少女以上に酷い目にあって死んでいった人々は沢山いるのだろうと思います。日本に限らず、世界中のどこででも。あるいは、現代でも。
どこにでもあったけれど歴史の影に消えていった物語の一つを、私がたまたま発見した。この話を書き終えた時、私はそんな風に感じました。この話の少女のような人々をこれ以上生み出さないためにできることの一つは、こんな過去があったことを覚えておくことだと私は思っています。ですから、彼岸花を見るたびにかすかでもこのお話のことを思い出していただけると嬉しいです!!!