第6話トラブル3
零。は泣いていた。
めちゃラブラブじゃん。あの二人。
お似合い。
風が吹いていた。
「小鳥です。めちゃかっこいいじゃん。あなたは?」
ドキッ
「佐々羅義零(ささらぎれい)です。」
「私、聖奈菊小鳥(みなぎくことり)です。宜しくね。佐々羅義零さん。おはようございます。」
「おはようございます。」
新たな零の恋が始まった。
バタバタと鳥が飛んでいた。
ドキッドキッ
「キャッ」
「うわー。」
落ちた。崖から。
「イタタタ。」
「ごめんなさい。」
「こちらこそ。イタタタ。」
「お怪我はない?」
「ないよ。好きです。」
「私もよ。」
「ってあったばかりじゃないか!ごめんなさい。一目惚れです。」
「私もよ。」
「ごめんなさい。美羽のところへ行く。」
「美羽って誰?」
「俺の元カノ。じゃあね。」
「じゃあね。」
聖奈菊小鳥は、照れて帰った。
賑やかな鳥の鳴き声を聞きながら。
笑った。小鳥だった。
にゃははッと笑っている猫の鳴き声が遠くから聞こえた。
少し頷くと、遠くから山が見えてきた。あそこからあそこまで届くのだろうか?
いつまで遠くまで届くのだろうか?
ある日泣いていた。
小鳥の目の前に明るく光を照らし映して出してくれた。
ここからトラブルが起こった。
小鳥の足元から猫がするっと飛び出して来た。
にゃー
キャッ
転けた。
イタタタ。
こんなところにバナナ置かないでよ。馬鹿。そんなバナナ!
あれ?時計?首掛け時計?
ウサギ?
「おはようございます。聖奈菊小鳥さん!」
「零!」
瞬間移動した見たいだ。小鳥が。時間も移動した。
「いつの間に飛んで来たの?小鳥さん。宜しく零です。」
「おはようございます。小鳥です。零さん。瞬間移動した見たいですけど。」
「時間も飛び込んで来たんだね。わかった。大輝、美羽呼んで来るよ。紹介するね。」
そして、自己紹介されたのだった。
「美羽です。維千々国美羽(イチヂクみわ)です。」
「未来大輝(みらいだいき)です。宜しく。」
「二人共お似合い。」
「「え?」」
二人共真っ赤か。
同時に叫んだ。やっぱり。お似合い。
と小鳥は思っていた。
「二人は、付き合ってるの?早く付き合いなよ!」
「美羽、これから付き合うんだよなぁ?」
「うんうん。」
「なるほど。小鳥は、零かな?付き合うの。まだだけどね。さてと。お話しようか。」
小鳥は、自分の土地のことを話した。
3人は、ワクワクして話を聞いた。
長い長いお話だった。
話は、終わり小鳥は、零に告白した。
「何百年ものの星の数だけ好きです。付き合ってください。零様!」
「いいよ。負けたなー、その言葉には。君の勝ちだよ。おめでとう。」
「はい。宜しくお願いします。付き合ってくれるんですか?」
「うん。もちろんだよ。付き合うよ。姫。」
「はい。王子!」
二人は、こうして付き合うようになったのさ。
小鳥と零は、めでたく付き合う事に大成功。では。
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